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「ゴルフのキャディー」「釣り人」は定年後の美味しい稼ぎ口だった

こんな働き方があったのか…!

楽しみながら働ける

せっかくのセカンドライフなのだから、おカネを稼ぐことありきではなく、自分の趣味をそのまま仕事に活かせないものか、そう考えている人にうってつけの業務も多くある。

そのひとつがゴルフのキャディーだ。日本では女性が務めるものとのイメージが強いが、ゴルフ場では男性の中高年も多く活躍している。

 

千葉県のゴルフ場でキャディーとして働く佐野雄介さん(66歳・仮名)はこう話す。

「定年後は大好きなゴルフに明け暮れていましたが、やっぱり出費がかさむもの。そろそろ稼ぎ口を探すかと思った矢先、クラブハウスに貼ってあるキャディーの募集を見つけ、応募しました。

面接で採用をもらったあと、1ヵ月くらい研修に通って、コースの特徴やキャディーのルーティンについて勉強しました。一緒に研修を受けた『同期』は、ほとんどラウンドを回ったことがないようでしたが、無事採用されていましたね。

4人に帯同すれば、ラウンドあたり1万円前後もらえます。バッグを担いだりロストボールを探すのがしんどいですが、休みの日に特別料金でコースに出られるのはうれしいですね。

人に教えるほど上手いわけではないですが、パターのライン取りやアプローチの距離感など、自分でプレーするときとは違った見方ができて、勉強になります」

ゴルフと同様に、釣りもプレーとしての楽しみとビジネスを両立させることができる。

魚はたくさん釣れたとしても、処理に手間がかかるうえ、一般家庭ではなかなか食べきれない。そんな魚の買い取りを行っているのが、「出張寿司とびうお」だ。

同店は企業の立食やホームパーティー向けに寿司のケータリングを行っているが、そのネタとして、全国各地の釣り師から魚を買い取っている。

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「まず、買い取りの前に事前登録をお願いしています。釣れた魚をみなさんの手で締めて、血抜きと内臓処理をしてもらいます。

その魚の写真を撮り、連絡してもらえば、こちらのほうから見積もりを出しますので、宅配便で送ってもらって買い取りが成立します。

買い取りできる魚は、マダイやカワハギ、アジなど、基本的に寿司のネタになるものです。釣果にもよりますが、金額はだいたい1回5000~1万円くらいですね」(店主の上田一郎氏)

この「とびうお」のほかにも、福井県の「おさかな集積所おとと」や、愛知県の外食チェーン「とんかつの武蔵グループ」といった企業も魚の買い取りを実施している。より近場のほうが、鮮度の高い魚を届けることができるだろう。