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定年退職後に「資格を取って毎月5万稼ぐ道」

セカンドライフに輝きを

セカンドライフに輝きを

定年後、ドラマや映画で憧れの俳優と共演する――。そんな夢を叶えてくれる仕事がエキストラである。

昨年放送された倉本聰脚本の『やすらぎの郷』(テレビ朝日)では、石坂浩二や加賀まりこなど往年のスターが数多く出演していたため、非常に好評だったという。

エキストラの老舗派遣会社「古賀プロダクション」の古賀理紗子社長が語る。

「演技経験は不問で、募集してくる人の経歴も多種多様。ハイヤーで送り迎えをされていた大手会社の重役さんから、元校長先生まで幅広く応募があります。みなさん『若いころから興味があって、いつかやってみたかったんだ』と口を揃えます。

それもあってか、演技指導を行うと、若い人に比べて、年配の方のほうが学ぼうとする意識は高いですね」

 

では、どうすればエキストラになれるのか。

「古賀プロダクションでは、週に数回説明会を行っており、そこに参加して登録するだけ(登録料は1100円)。登録後は自分からメールあるいは電話で仕事の有無を確認する流れとなっています」(古賀氏)

同社の場合、どんなに時間が短くとも、1回で最低3600円の出演料をもらえる。8時間以上の拘束で5000~6000円になるが、「おカネの多寡は問題ではない」という声が大半を占める。

エキストラ経験者の男性(68歳)は「家族で一緒にテレビを見ていて、孫から『あっ、じぃじだ!』と言われたことが、何よりも嬉しかった」と振り返る。

第二の人生を輝かせるにはうってつけのエキストラと同じく、定年後に挑戦する人が多い遺跡発掘。歴史好きにはたまらない、ロマンあふれる仕事である。

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発掘作業を手がける睦合文化財株式会社で、採用担当を務める前田卓宏氏に話を聞いた。

「珍しい仕事ですが、求人情報誌やネットに募集を出しています。発掘と聞くと力仕事をイメージされますが、特別な腕力は必要ありません。

定年後の男性や主婦の方も働かれています。仕事内容は、遺跡や土器などを壊さないようにシャベルで、丁寧に掘り進めていく作業になります」

時給1000円プラス交通費で、勤務時間は9時~17時(実働6.5時間)。1日7000~8000円の収入になる。一つの現場で1~3ヵ月ほど作業するという。

「この仕事の魅力は、何と言っても、自分が第一発見者になれることです。何千年も前の土器などを発見した達成感は、普通の仕事では味わえないものがあります」(前田氏)