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新商品ではないのに「ザ・プレミアム・モルツ」が売れに売れている驚きの理由

泡がビールの「命」でした

「泡の良さ」をどう伝えていけばいいのか

今回の「神泡」プロモーションは、その「泡の良さ」を通じてプレモルのおいしさをいかにお客様に伝えるかを目的としている。プロモーションを手がけた、サントリービール株式会社プレミアム戦略部課長の福本匡志氏によれば、「神泡」というプロモーション名が決定したのは昨年末。

「かなりキャッチーなネーミングなので、社内では懐疑的な見方もありました。ただ、同時にここ最近、我々はビールの魅力を充分に伝えきれていないのではないか、そんな危機感も感じていました」(福本氏)

だからこそ、ビールの本質である泡に改めて着目してもらうためには「神泡」という明確な言葉が必要だった。そして、じっくり泡を感じてもらうことを目的に、サントリーでは、今年3月、GW、6月の父の日に、「泡」にクローズアップしたプロモーションの一環として、「プレモル」の3缶、6缶パック、24缶ケースに、自宅で「神泡」を体験できる、家庭用の神泡サーバーをつけた。このプロモーションはSNSを賑わせ、ビール愛好家を中心に大きな話題となったが、実は「神泡」プロモーション自体は2018年の年明けからスタートしていたという。

年明けのプロモーションで、サントリーが最初に着手したのは、飲食店で「プレモル」の泡のおいしさを実感してもらうことだった。

“外飲み”で飲んでおいしいと感じてもらえれば、自宅で飲むビールのブランドチェンジは大いにあり得ると考えました」(福本氏)

そこで提供店舗をめぐり、「神泡」にふさわしい品質の「プレモル」を提供してもらうため、樽生サーバーの管理方法や注ぎ方のアドバイスを実施。よりクリーミーな泡が実現できるように、「神泡」ノズルも開発した。この動きは現在も進行中で、今夏の終わりには、「神泡」提供店は3万5000店を数える予定だという。

3月からは満を持して、家庭向けのプロモーションを開始。店舗で飲んだ状態に近い泡を、家庭でいかに再現できるか──、最高の状態で「プレモル」を飲んでもらうための、家庭用「神泡サーバー」を開発したのだ。こうして誕生した「神泡サーバー」は2種。24缶ケースには「電動超音波式神泡サーバー」、3缶、6缶パックには「手動SS式神泡サーバー」をつけた。スペースに限りがあるコンビニエンスストアでも、2缶セットに手動式サーバーをつけて展開した。

50もの試作品を経て完成した手動サーバーをさらに改良していると語る福本氏 撮影/杉山和行

神泡サーバーをすべての人に渡すために

そもそも、サントリーによる家庭用サーバーの提供は今回が最初ではない。飲用時品質の向上にこだわり、2012年には、家庭用ビールサーバーの第1号として「ミニガスを使った缶専用サーバー」を開発。2013年には 超音波を使って液体に振動を加えることで、きめの細かいクリーミーな泡をつくるサーバーが完成する。

超音波式サーバーはその後、少しずつ進化しており、その最新版が、ボタンひとつで、秒速4万回の超音波振動を起動し、簡単にクリーミーな泡を愉しめる「電動超音波式神泡サーバー」(以下、超音波式サーバー)だ。2017年までは缶についているシールを集めて応募するキャンペーンの景品として提供してきたが、2018年3月のプロモーションでは、24缶ケースを購入すれば必ず超音波式サーバーが入手できる形に変えた。