中国でインフルエンサーになった日本人ロリータモデル・青木美沙子さん(写真:著者提供)

中国進出狙い玉砕した日本企業に28歳インフルエンサーが伝えたい事

世界の常識が通用しない国で戦うために

日本では無名だけど、中国では超有名! 再生3億回超の人気ユーチューバーで、アリペイなどの大手企業もクライアントの28歳日本人インフルエンサーの新野公介さん。新野さんは日本の媒体では現代ビジネスで初めて記事を執筆、大反響を呼びました。待望の続編公開です。

*第1回記事はこちら http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54326

ワルな雰囲気の人気ヒップホッパーが豹変

もはや夏の兆しです。旧友に会いたくなりました。半袖のシャツです。タンスから引っ張り出して、よう、久しぶりとシャツに挨拶しましたが、そんなに経っていない気がしました。それで、このシャツを前回いつ着たかなと考えたのですが、昨年10月の海南島でした。

海南島というのは中国の南部にある常夏の島で、「中国のハワイ」と呼ばれています。「中国のハワイ」という響き、クール。好(ハオ)いです。昨年10月、そんな好(ハオ)い島でイベントがあり、僕もお招きいただきました。海南島で着ていたシャツを見ると、当時の思い出が甦ります。そうしてふと、海南島で出会った中国ヒップホッパーを思い出したのです。

 

上海経由で海南島へ行く飛行機の中、中国ナッツをポリポリ食べていると、狭い通路を女の子たちがウロウロしていました。その女の子たち、立派な一眼レフを抱えています。イベントの出演者っぽくもないし、こちらを見向きもしないので僕のファンでもないし、というかあのカメラをヨドバシで買ったら幾らだろうな、絶対高いよな、とか思いながら眺めていました。

そうこうしているうちに飛行機が着陸すると、サングラスに黒マスクドレッドヘアの男の子が俯きながら小走りで出て行きました。あ、あいつ絶対吐くなと思っていたのですが、そんなことはなく、彼が出るやいなや、一眼レフガールズたちが嬌声を上げながら追っかけていったのです。

規制前の悪ぶった小鬼(写真:著者提供)

周りの人にあのドレッドは誰だと聞いてみると、彼は小鬼(シャオグイ)というヒップホッパーで、今回のイベントのメインゲストということでした。実際、彼は非常に人気で、翌日の舞台でもラップを披露する小鬼に、中国ガールズたちはメロメロになっていました。

半年が過ぎた今、ふと、彼はどうしているだろうとSNSを見てみました。すると驚いたことに、彼は驚愕の劇的ビフォーアフターしていたのであります。

規制後の爽やかアピールの小鬼(写真:著者提供)

半年前のビフォー小鬼は、バッドボーイでした。SNSのプロフ写真も、色眼鏡に睨むような目つき、ドレッドヘアでジャージ姿、悪い雰囲気のヒップホッパーでした。そして、現在のアフター小鬼は、あろうことかグレーの詰襟に白いシャツ、笑顔の好青年に変貌していたのであります。