撮影:立木義浩
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オペラ制作に63億円を注ぎ込んだ作曲家が好む寝酒とは

タリスカー・ゴールデンアワー第13回(前編)

提供:MHD

三枝成彰さんと知り合ってもう20年以上になる。かつて、わたしが集英社本体から子会社の集英社インターナショナルに移籍したとき、鬼木という有能な部下から、ひとつの提案があった。

「東大教授の松井孝典さんと三枝成彰さんにチェアマンになってもらい、2ヵ月に1回、シマジさんの人脈を含め各界の泰斗に集まっていただき勉強会を開きませんか」

「それは面白い。謝礼の代わりに美味しい酒を好きなだけ飲んでもらうのはどうだろう」

「ご帰宅はハイヤーで相乗りでどうでしょうか」

「鬼木、お前も大人になったね」

一橋大学の中谷巌教授、東大の坂村健教授をはじめ、錚々たる大学教授を常連メンバーにして、その輝ける勉強会は幕を開けた。その勉強会の印象に残るスペシャルゲストは、なんと言っても三枝さんにお連れいただいた高円宮殿下だった。詳細は本文で…。

(構成:島地勝彦、撮影:立木義浩)

* * *

三枝: 立木さん、お久しぶりですね。立木さんは何歳になられたんですか。

立木: まだまだひよっこ、80歳になったばかりだよ。

シマジ: お二人は揃って六本木の住人なんですよね。

三枝: むかしはよく飲み屋で会ったけど、いまはなかなか見かけませんね。

立木: いつまでも深夜までほっつき歩いているのは、シマジぐらいじゃないの。みんな年を取ると、若い頃の悪事を反省しながら1人でうちにいるものだよ。

ヒノ: でも3人ともお若いですね。立木先生が80歳で三枝先生が75歳、そしてシマジさんがちょうど77歳になったばかりですよね。

三枝: まあ、でも歳のせいか、いまは作曲の仕事は昼間しか出来なくなったけどね。

シマジ: あっ、そうそう。こちらがわたしの相棒のボブです。ボブは不思議な男で立派なアメリカ人のくせに、日本に帰化したいと熱望しているヘンな男なんですよ。

三枝: そうですか。アメリカのどちらですか?

ボブ: ニューヨーク州です。

三枝: 奥さんは日本人なんでしょう。

ボブ: その通りです。ぼくは高校生のときから日本で暮らしていまして、大学も日本の大学に行きました。

ヒノ: ボブさんのひとり娘のお嬢さんが美人だそうですよ。キッズモデルとしてコマーシャルにも出ているくらいですから。

ボブ: 娘は将来医者になりたいようです。

三枝: どうして外国人とのハーフの子は、みんなきれいなんだろうね。

うちなんてね、最初の女房が中国人で、今度その娘が韓国人と結婚したから、孫は日中韓ミックスですよ。日本人の血が4分の1、中国が4分の1で、韓国が2分の1になるのかな。

シマジ: 男の子ですか、女の子ですか。

三枝: 女の子です。

シマジ: じゃあ美人でしょう。

三枝: どうかなぁ、小さいころはみんな可愛いから。女の子は大人にならないとわからないよね。

シマジ: なるほど、女は、ウイスキーと同じで少し熟成しないとわからないかもね。ボブ、じゃあ、いつものタリスカー10年のスパイシーハイボールを作ってくれる。そろそろ、乾杯しよう。

ボブ: 畏まりました。

立木: じゃあ、用意が出来たら、ここに3人で立ってくれない。グラスをグッと前に突き出して。そうそう、ハイOK。

ボブ: ではご一緒にスランジバー、ゴブラー!

一同: スランジバー、ゴブラー!

三枝: タリスカースパイシーハイボールはシマジさんに教わってから、毎晩うちで飲んでいますよ。

ボブ: 本当ですか! ありがとうございます。

三枝: これは食前食中に最適なドリンクだよね。ビールはすぐお腹がふくらんでメシが食えなくなるけど、スパイシーハイボールは反対に食が進みます。私の場合、寝酒もコレなんですから。

シマジ: ブラックペッパーが粘膜にくっつくと食欲増進になると言われています。さてさて、今日は三枝さんにオペラのお話をお訊きしようと思います。

三枝: そうくると思って、ちゃんと私が作曲したオペラの分厚い譜面を持ってきましたよ。

海が育んだシングルモルト スコッチウイスキー
タリスカー 10年(TALISKER 10 YEARS)

スカイ島が誇る、金色の蒸留酒。ピートと海潮の力強い香りとスモーキーな甘さを持ち合わせた、まさに男性的なモルトです。爆発的かつ複雑な香味の特徴が人々を惹きつけてやみません。