photo by iStock

日本人1人に必要な田んぼの面積は? 「二十四節気」から考える

「穀雨」2020年は4/19-5/5

二十四節気とは?

もうすぐゴールデンウィークのこの時期は、春と呼ぶにはあまりに日差しは強く、夏というにはまだ早い、特有の輝かしさを放っています。春夏秋冬だけでは言い足りない、細やかに移りゆく日本の季節を示すものに「二十四節気」があります。

二十四節気は、1年をきっちり24等分し、それぞれの区切りとなる瞬間の点に名前(立春など)をつけて、その時を含む日をその日と決めたものです(同時に、次の区切りがくる前日までの期間も同じ名前で呼びます)。

 

ここで言う「1年」とは365日のことではなく、厳密な「太陽年」の1年。つまり、地球が太陽の周りをぐるりと1周する時間をもとにしています。そのため、二十四節気は年によって若干日にちがずれることがありますが、必ず太陽と地球の位置関係は同じになるため、季節の指標になるのです。

二十四節気

そして4月20日ごろは、「穀雨」。穀雨とは、穀物を育てる春雨が降りそそぐ磁気を示しています。

私が育った千葉県では、そろそろ田植えのメインシーズン。田植え直後の稲は、新しい教室に馴染めない新入生のように、頼りなく弱々しい姿をしていますが、日が経つにつれ、地面に根を張り、株を増やして、太くがっしりとした姿に変わっていきます。これから一雨ごとに一層強く育っていくことでしょう。

私はいつも田んぼのある風景を見ると、言いようのない嬉しさを感じます。「これが育てば今年も米が食えるぞ!」という安心感もあるのでしょう。田んぼに適した平地だけでなく、急な斜面も工夫を凝らして棚田に変え、そこかしこで稲を育ててきた日本人。炊いた米と、毎食の食事のことをどちらも「ごはん」と呼ぶことからも、日本の食との密接な関係を感じます。

穀雨の今日は、日本を代表する穀物である米に思いを馳せてみましょう。

写真 大山千枚田

私たちが1年間に食べる米の量は?

日本人は1年にどれくらいの米を食べているのでしょうか。省庁が出している統計結果をもとに考えてみます。