警視庁23歳の美人巡査がヤクザに惚れてすべてを失うまで

新宿署の「ともちん」と呼ばれて
週刊現代 プロフィール

女性警察官とヤクザの許されざる恋。仕事一筋だった生活が一変した。もしかしたら自分は利用されているのではないか。いや、一人の女性として彼は自分を愛してくれているはず。

いけないことをしているとはわかっていても、気持ちを抑えるのは難しかったろう。そうしたT子の様子を男が見逃すはずはなかった。

カネも貢いでいた

昨年12月、男は女性巡査に「自分が捜査対象になっている事件はあるか」と尋ねた。T子は男が傷害事件の容疑者の一人であることを知っていたが、答えられるはずもなく、あいまいな返事でごまかしていた。ギリギリの自制心は残っていた。

それでも、しつこく聞き続ける男。

「捜査が進めば、自分たちの関係が公になってしまうかもしれない。そうなれば、警察官を続けることはできない」

そう考えたT子は男を信じ、ある賭けに出た。

「捜査情報を教えれば、男も交際の事実を黙っていてくれるのではないか」

 

男が自分との関係継続を望んでいるなら、きっとそうするはずだ。まだ「見習い」でたいした情報は得られない身のT子は、上司の目を盗み、こっそりと捜査書類を覗き込んだ。

自分たちの関係はバレていないようだった。ホッと胸をなでおろす。すぐに男に電話をかけて、事件の罪名、捜査の進捗状況を教えた。警察官が容疑者に捜査内容を話す。超えてはいけない一線だった。

年が明け、男の要求はさらにエスカレートしていった。捜査情報を尋ねるだけでなく、カネを無心するようになった。額は数万円から数十万円とどんどん膨れ上がり、その総額は100万円にものぼった。