あなたが「モテない男」かどうかを一瞬で判別するこの言葉をご存じか

その知名度は一部で「ニイハオ」並み
安田 峰俊 プロフィール

台湾ではもはやネット文化に

この「澳門首家」広告は、当然ながら中華圏では日本国内以上に有名である。例えば「台湾の2ちゃんねる」とも称される大規模掲示板『PTT(批踢踢實業坊)』ではすっかりネットスラングとして定着し、ネット辞典『PTT郷民百科』(日本の『ニコニコ大百科』に相当)でも専用の記事が立てられているほどだ。

昨年10月末、PTTが5日間にわたり接続不能に陥った後に再開された際は、運営側が公式フェイスブック上に「澳門首家」をもじった広告を投稿し、大量の「いいね」を集めた。往年の日本における故ビリー兄貴もさながら。親しまれるネットカルチャーと化しているのである。

※本家の「澳門首家」広告(左)と、台湾のPTT運営がフェイスブックに投稿したパロディ広告(右)。これがネタとして受けるほど、ネット民の間での知名度は高い。

また、昨年7月にはある台湾人カップルが「澳門首家線上賭場上線啦」と書かれたペアルックのTシャツを着た写真をフェイスブックに投稿。それが話題を集め、「男性ならこの言葉の意味がわかる」という見出しとともに、現地のテレビ局や大手紙『アップル・デイリー』のウェブ版で記事にされたこともある。

 

なお、このTシャツは台湾のネット商店で400NT$(約1450円)で販売されており、カラーは白と黄色の2種類。商品名にはなぜか「東京ホット カリビアンコム参考」とよくわからない説明がくっついていた。

※「澳門首家」広告は、本来は海外サイトを見られないはずの中国大陸でも有名だ。上の画像は日本の5ちゃんねるの反応を報じる中国大手ニュースサイト『網易』の記事。

ほかにも、華僑の多いマレーシアのペナン島に本社を置く中国語ウェブニュース『Moretify』が、昨年9月4日付けの記事で「マレーシア男性の99%が知っている『澳門首家』広告」という見出しの記事を掲載し、実際にこのネットカジノに登録したネット民の体験画像を紹介している。台湾や中国どころか、マレーシアにおいても相当の知名度があるようだ。