ADHDの子を持つ親を悩ませる「汚部屋」「忘れ物」という死活問題

ホント、参っています…。
かなしろにゃんこ。 プロフィール

論理的に導き出した結論(?)の「ブタカバン」

こんなことが頻繁にあった息子の、中2のある朝のことです。物がパンパンに入ってはちきれそうになっているブタカバンを持って、学校に行こうとしているではありませんか。こんな太った学生カバン、見たことがない!というレベルです。

(このエピソードは、『うちの子はADHD 反抗期で超たいへん!』で詳しく紹介しています。気になる方は、是非読んでくださいね!)

「なんでそんなにブタカバンなの?」と聞くと、息子曰く、「注意欠陥の特性からか、気をつけて時間割を揃えても必ず忘れ物が発生してしまう。それがイヤだ」と思ったそうです。そこからの発想が見事でした。

「忘れ物がイヤだから、全教科持って登下校することにした」

「しかもオレは、物を両手に持っていたら必ず一つはどこかに忘れてしまう」

「だから、全教科持っていくとしても、一つの鞄にまとめる!」

という息子独自の三段論法(?)で、このブタカバンにたどり着いたようでした。自分の弱点に気がつき、自分なりに対策しようと考えられたことに少し成長を感じた母なのでした。

息子が自分の弱点に気がついたのは、読書の授業で図書室を利用した際に、偶然見つけた発達障害の本からでした。

その本に自分と同じ不注意のケースなどが載っていて「ああ!オレのことだ!」と納得したことがきっかけだったと言います。

小学校の頃から私が口を酸っぱくして言い聞かせてきた「忘れ物のないように!」という何千回もの言葉より、自分で調べて気がついたことの方がよっぽど効くもんですね……。

その後、ブタカバンの登下校は卒業まで続きました。中3の一学期に、カバンの取っ手が過重に耐えられず一度壊れましたが(笑)。