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一風堂ニューヨーク店の成功でわかった、日本人の「ヒドい勘違い」

日本ブームで何でも売れる、は大ウソ
ムーギー・キム プロフィール

トライ&エラーのサイクルを回しまくれ

海外に住んでいると日本の商品の良さをますます実感して、日本がまるで宝の山に見えてきます。とりわけ、アメリカは日本の数倍の市場規模があり、日本ファンも多いので、商品を売り込むチャンスはいくらでもあります。実際に売り上げを伸ばしている例を、私自身もたくさん目にしてきました。

 

いまのニューヨークで新規事業を成功させるには、トライ&エラーをくり返してサイクルをどんどん回し、実験の量を速く多くこなすのが一番の近道だと言われます。第一線のビジネスパーソンたちはみなそれを実践しているのです。うまくいかないことも一つの成果と思って、どんどん前に進んでいくことが何より大事なのです。

日本製品というだけでは売れず、東京で売れたからと言って世界では売れません。いかに現地で目立てるのか、いかにストーリーで付加価値をつけるのか、そして優秀さではなくガッツで負けないハートが、ニューヨークに限らず海外進出を成功させる三大要素なのだと思います。

今回のインシアード卒業生:

齋藤 晃(さいとう・あきら)
名古屋大学工学部を卒業後、外資系コンサルティング会社に勤務。2007年からINSEADへMBA留学。卒業後にコンサルタントとして拠点をニューヨークに移し、北米、中南米、ヨーロッパ、アフリカなどの企業のグローバル展開を、市場参入、現地組織・オペレーション立ち上げ、グローバル統合まで幅広く支援。

監修:

ムーギー・キム
INSEADにてMBA取得。グローバル金融機関、投資ファンドで勤務したのち、シンガポールでベンチャー投資・育成業務に参画する傍ら、ビジネス作家としても活躍。3冊の著書はいずれもベストセラーとなり、『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』『最強の働き方』(東洋経済新報社)と『一流の育て方』は合計で50万部を突破、6か国で展開されている。著者への問い合わせは、公式HP→www.moogwi.com

編集協力:

畑中 景子(はたなか・けいこ)
米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)。ザ・リーダーシップ・サークル認定プラクティショナー(TLCCP)。個々人のリーダーシップの開花が、本人の人生をダイナミックにし、面白くてエコな社会を実現すると信じ、若手からエグゼクティブまで幅広い層の意識の目覚めと本質的な変化を支援している。慶應義塾大学法学部卒、INSEAD MBA。