Photo by iStock

安倍総理が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」

この国の裏も表も知り尽くす男

「先生、助けて」

「顔役」なんて言われるのは親父(笹川良一)の影響じゃないかな。親父は生きている時は大物右翼だなんだってマスコミにずいぶん叩かれたからね。

でも死んだら誰も文句を言わなくなった。なぜかというと、おカネを1円も残さなかったからね。ひがみも妬みも残さなかった。

日本だと政界の顔役っていいイメージじゃないよな。でも政治に熱意を持っている人間だと思ってもらえればいいんじゃないか。政治といっても年金や医療だけじゃない。

例えばスポーツ振興。俺は空手をオリンピック競技に入れた。文科省にも働きかけて中学校の学習指導要綱を変えてもらった。そうすることが青少年育成に役立つと思えばやる。

経済人はおカネを提供して終わりだけど、政治家は長い目で世の中の移り変わりをみていく力が求められる。

多くの議員は辞めたら、もう自民党本部には行かないでしょう。俺は今でも元宿仁事務総長に呼ばれるから行くんだ。彼とは同郷のよしみでね。額賀派の会合もあるし、頼まれごともあるから今でも週に一度は党本部に通っているよ。

 

〈こう語るのは、笹川堯氏。1935年東京都生まれ、父は戦後を代表する大物フィクサー笹川良一だ。'86年の衆院選で初当選。選挙区の群馬では「神」に等しい扱いを受ける権力者で、'09年引退後も政界に隠然たる影響力を持ち、永田町最後の「フィクサー」と呼ばれる〉