「CDが売れない時代」に、金爆・鬼龍院翔が問いかけること

彼は今、こんなことを考えている
柴 那典 プロフィール

「ゴールデンボンバーは何するかわからない」

――『#CDが売れないこんな世の中じゃ』はどういうアイディアから生まれた曲だったんでしょうか?

鬼龍院 「もうCDが売れない」と言われて、久しく経つじゃないですか。で、いよいよSpotifyが入ってきて、海外では配信が主流になっているというのを『ヒットの崩壊』で読んで、「早くそれをテーマにしなくては」と思ったんですよ。

それまでは、みんなCDが売れなくなっていくというのをわかっていながら、まだそんなことはない、まだCDが売れてほしいって希望を持ちながらなんとなく音楽活動してるようなところがあったんですけど、いよいよ確実にそうなるんだってわかって。「サヨナラCD」ということをいち早くやっちゃうのがクレバーだと思ったんです。

――曲自体もQRコードをMステで解禁するっていうアイディアも一緒に思い浮かんだんですか?

鬼龍院 一緒ですね。『ヒットの崩壊』を読んで、「音楽を“売らない”スターが出てきている」と書かれていて、日本もいつかこうなるんだろうと思って。「俺、もうCDやめた」って、無料でテレビ番組でぶちまけたら面白いんじゃないか。それで本に栞を挟んでマネージャーに相談に行ったんですよ。

で、同じことをやったアーティストは他にいたのかって検索したら、どうやらいないっぽい。だからすぐにやろうっていうことで、急ぎましたね。なんでもそうなんですけど、思いついたらすぐにやらなきゃ先を越されるんで。

 

――反響は相当あったんじゃないでしょうか。

鬼龍院 反響はあったんですけど、結局ヒットには繋がらなかったですね。あの曲を歌番組で歌えたのは、あれ1回きりだったんで。

でも、やっておいてよかったなと思います。結局、何がプラスだったかって言うと「ゴールデンボンバーは何するかわからない」っていうイメージを与えられたということで。

売れた後に保守的になるんじゃなくて、「まだまだこの人たちは何するかわからない」って思ってもらう機会になったのは、僕にとってプラスだったと思います。

つづきはこちら:鬼龍院翔が明かす「いま新人アーティストが売れるために必要なもの」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54535

【新アルバム『キラーチューンしかねえよ』収録曲】

【収録内容】
〈CD〉
1.口上
2.燃やして!マイゴッド
3.やさしくしてね
4.やんややんやNighit ~踊ろよ日本~
5.水商売をやめてくれないか
6.#CDが売れないこんな世の中じゃ
7.お前を-KOROSU-
8.スイートマイルーム
9.うれしいかなしい
10.海山川川
11.誕生日でも結婚式でも使える歌
12.あの日君を傷つけたのは
13.ドンマイ
〈DVD〉
1. うきはに泊まろう!〜福岡の樽美酒の実家に泊まっちゃおうSP〜
2. 仲悪いけどメンバーで飲みに行ってみた