ADHDの息子に社会常識を教えるために使った「意外な方法」

まるで宇宙人に諭すように…
かなしろにゃんこ。 プロフィール

必殺!恩を仇で返す!

“親切”が理解できないといえば、こんなこともありました。

それは、少しずつ話し合いが出来るようになってきた小学校5年生のときのことです。
忘れ物キングの息子は、習字道具をたびたび忘れるので、その都度近くの席の女子に道具をシェアしてもらっていました。

しかし、筆を汚れたまま返すなど道具の手入れを怠ったために、ある日「キレイに使ってくれないから、もう貸したくない」と断られてしまったのです。

普通の人なら「そんなに嫌な思いをさせていたのか」と反省したり、「今までごめん!次からは絶対にキレイに洗うから!」と謝ったりしますよね?

でも息子の場合は、

「道具の取り扱いに不満があったのなら、ナゼもっと早く言ってくれなかったのか!今になって突然言われても、あてにしていたから困る!」

といった、非常に身勝手な怒りが芽生えちゃうわけです。

この件を担任の先生から聞いた私は、息子の身勝手さに心から呆れたのでした。
そこで当然、親として

「親切にしてくれた子に逆ギレするとは何事かッ(怒)」

と説教しました。しかし息子は

「筆が汚いくらい、オレだったら気にしない!怒るほどのこと?」

と、相手の気持ちを全く理解できていない様子でした。

 

そこで息子の話をよく聞いてみると、

「一度人から受けた親切は、その後もずっと継続されるものだ」

と思い込んでいることが分かりました。相手にも感情や立場があることが抜け落ちているんです。

そもそも、自分が忘れ物をしないように気を付ける努力はせずに、「借りればいい!」とあてにしすぎていることも、大きな問題です。

結局このときも、

とイラストにして、人の心がどう揺れ動くものなのかを細かく教えた母なのでした。