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株で100万円を1億円にした元芸人の「本当に儲かる投資術」

こんなに簡単でいいのかしら

驚くほど簡単な方法なのに、上がる銘柄を次々に堀り当てる。今年こそは日本株で資産を増やしたい人には格好の「教科書」だ。「私はこうして稼いだ」――実践して1億円を手にした本人が語った。

「株価10倍」銘柄で大儲け

昨年、私が一番大きく稼がせてもらったのは、アライドアーキテクツという銘柄です。

ネットを使って企業のマーケティング活動を支援する会社で、この銘柄を仕込んだのは'16年5月。

'15年12月期に赤字転落して株が叩き売られていたのですが、'16年の5月に発表された第1四半期の決算を見たところ、売上高は2倍超、粗利益も約3割伸びていた。

企業業績がV字回復するときほど、いままで売られていた反動で一気に株価が上がることが起きやすい。この決算書を見て、「これは買おう」と決心したわけです。

実際、これが大当たり。株価が1470円くらいの時に約1万株を購入して、それからちょうど1年後の昨年5月に利益を確定させたのですが、売却時の株価は2.5倍ほどの約3800円にまで高騰した。

途中で買い増しなどしていたので、最終的にはこの1銘柄だけでトータル3000万円の利益になりました。

私がやっているのはそれほど難しいことではありません。一日中、株価ボードを眺めているようなデイトレードではないし、特殊な金融技術を要する投資術をしているわけでもない。

シンプルに「これは成長するぞ!」と思った銘柄を見つけたら、集中的に投資をする。ただ、それだけ。これで昨年は資産を2倍近くまで増やすことに成功しているんです。

 

そう語るのは、井村俊哉氏(33歳)。井村氏はもともと芸人として活動しながら、株式投資をする「株芸人」として知られた人物。

'11年に元手100万円で株式投資を本格的に始めたところ、あれよあれよと資産を増やし、資産1億円を築いた「億り人」だ。

昨年に芸人を引退し、現在は個人投資家や中小企業診断士として活動している井村氏が、100万円から1億円へと資産を100倍増させた「手の内」をすべて明かしてくれた――。

私が本格的に投資を始めたのは'11年のことで、当時は芸人の仕事をしながら株式投資をやっていました。

最初に大当たりしたのがインフォマートという銘柄。企業同士をウェブでつなぐ受発注システムを運営する会社で、そのビジネスモデルが素晴らしいとほれ込んで購入したんです。

仕込んだのは'11年から'12年にかけてですが、これが的中。アベノミクスの勢いにも乗って株価は急上昇し、購入時の株価16万円が2年ほどで160万円へ上がっていったんです。これでじつに2000万円ほどの利益になったのだから、自分でも驚きました。

私はもともとデイトレードもやっていたのですが、あれは精神的にも体力的にもきつい。

一日に何回も売買するのを何ヵ月も続けて、結局トータルで利益はトントンということもあったので、それよりも企業の業績やビジネスモデルをしっかり見極めて、これぞと思った銘柄に投資をするファンダメンタルズ投資のほうが自分には合っているとわかってきたのです。

私が100万円を1億円に増やす過程を振り返っても、8割以上はそうしたファンダメンタルズ投資で稼いだものです。