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民進と希望「統一失敗」で見えた、能力も見識もない野党のアホらしさ

連合も、いい加減に見限ったら?

政治家として、どうかしている

民進党と希望の党が目指していた国会統一会派の結成がご破算になった。もともと有権者を無視した話だったが、壊れてみれば、あらためて日本労働組合総連合会(連合)を含めた野党勢力の非力と限界を浮き彫りにしている。

民進と希望は1月17日にそれぞれ両院議員総会を開いて、統一会派結成の承認を得る目論見だった。ところが、民進では無所属の衆院議員らを中心に異論が続出し、結論が出なかった。これを受けて、希望も玉木雄一郎代表が「交渉打ち切り」を表明した。

ご破産になったのは、両党内で反対意見が強く、強行すれば、双方とも統一会派どころか党が分裂しかねなかったからだ。そうなったら、統一会派を結成したところで目的である野党第一党の座はおぼつかなくなってしまう。

民進にとっては、希望の安全保障法制容認路線がハードルだったのに加えて、昨秋の総選挙で希望からも民進からも公認が得られず、無所属で当選した衆院議員たちに「オレたちを排除した希望の軍門に下るなどありえない」という遺恨もあった。

一方、希望の側には、玉虫色とはいえ民進の安保法制違憲論を認めてしまえば、希望を結党した意味がないというスジ論があった。玉木代表はそうした論者の分党を模索したが結局、民進が崩れて、断念せざるをえなかった。

そもそも、この話は初めから無理筋だった。旧民進党は憲法や安保法制問題で意見が割れていたから分裂したのに、選挙が終わった途端に、野党第一党の座が欲しくて再び一緒になろうという動機が理解できない。

所詮は野党である。第一党になったところで国会の委員会で役職につけるとか、国会運営で発言権が多少強まるくらいの話にすぎない。そんな話で大騒ぎした挙句、この始末だ。まったく目も当てられない。

民進の大塚耕平代表も希望の玉木代表もどうかしているのではないか。彼らは個人としてはそれなりに優秀だが、今回の騒動が国民、有権者の目にどう映っているのかを感じ取る、政治家として大事な感性を欠いていると言わざるをえない。

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