マンション売却の時、こんな「リフォーム業者」は信用しない方がいい

きれいにすれば高くなる、は本当か
週刊現代 プロフィール

ホームセンターを使う

また、必ずしも大きなリフォーム工事をしなくても特定のポイントをリフォームすることでマンションを売り出す際に得をする方法もある。住宅リフォームコンサルタントの尾間紫氏が言う。

「売却前提のリフォームで重要なのは、『手入れをして大事にしてきた家だ』という印象を買い手に伝えること。そのためには、フルリフォームをしなくても、数十万円かけて目につくところをきれいにすればいい。

壁紙や床、水回りのちょっとした印象の差で、売れる価格は大きく変わる。大事なのは、安い価格でもいいので、ポイントを押さえたリフォームをすることです」

 

東京都に住む上田裕子さん(57歳・仮名)は、築30年のマンションをこうしたやり方でリフォームし、高値でのマンション売却に成功した。

「私の場合は、50万円かけて、壁紙を白く張り直し、水回りを磨き上げ、床をクリーニングしワックスでコーティングしました。それぞれ専門の業者2~3社から見積もりを取って、安いところにお願いをしたんです。

同じマンションのボロボロの部屋は3000万円、フルリノベーションの部屋は3700万円という程度の相場でしたが、私の部屋は3400万円で売れました。フルリノベーションをすれば500万円はとられるということでしたから、結果的には得でした」

Photo by iStock

ここまでの手間はかけられないという人もいるかもしれない。そんな人にオススメなのは、「ホームセンター」を利用すること。これはコストパフォーマンスが非常に高い。前出の榊氏が言う。

「ニトリやカインズといったホームセンターに頼めば、キッチンやバスルームを丸ごとリフォームしてくれます。

こうしたショップは、リフォームの値段がオープンになっており、価格競争が進んでいるため、適正な価格で工事をしてもらえる可能性が高いのです」

これから物件を売りに出そうという人は、仲介業者の口車に乗って簡単にリフォームをすると、大損をする。自分の目で業者を選び、リフォームすることが重要だ。

「週刊現代」2018年1月20日号より