「日本人とは何か」「歴史の真実とは何か」を知るために私が読んだ本

櫻井よしこさんが選ぶ「最高の10冊」
櫻井 よしこ

櫻井よしこさんのベスト10冊

第1位『東北学』全10冊
赤坂憲雄責任編集 作品社 入手は古書のみ
東北の歴史を「縄文」とのつながりから見直し、新たな日本列島の民族史的景観を拓いて、日本人の根源を追究する

第2位『ねずさんと語る古事記』全3巻
小名木善行著 青林堂 各1400円
日本現存最古の歴史書であり、文学書である『古事記』を原文、読み下し文、現代語訳、解説によって読み解く

第3位『武士の娘
杉本鉞子著 大岩美代訳 ちくま文庫 950円
越後長岡藩の家老の家に生まれ貿易商と結婚してアメリカに渡った鉞子が自立した考えを身につけていく記録の書

第4位『逝きし世の面影
渡辺京二著 平凡社ライブラリー 1900円
「外国人の目がとらえた、日本人自身では気づかない日本人の姿が書かれています」

第5位『全文リットン報告書 新装版
渡部昇一解説・編 ビジネス社 1600円
日本の国際連盟脱退のきっかけとなった「リットン報告書」の全文を掲載し、詳細を解説

 

第6位『パール判事の日本無罪論
田中正明著 小学館文庫 533円
東京裁判の判事の中で唯一被告人全員の無罪を主張したパール判事の意見の解説書

第7位『全体主義と闘った男 河合栄治郎
湯浅博著 産経新聞出版 1900円
「命を賭して自由主義を貫こうとした精神こそ、今の日本に必要なものだと思います」

第8位『アメリカの戦争
田久保忠衛著 恒文社21 入手は古書のみ
ペリー来航以来150年の日米関係史を押さえ、アメリカ外交と戦争のリアリズムを検証

第9位『茶の本
岡倉覚三著 村岡博訳 岩波文庫 460円
茶の湯の精神を西洋人に理解してもらうために書かれた、日本に関する独自の文明論

第10位『ルーズベルトの責任 日米戦争はなぜ始まったか』上・下
チャールズ・A・ビーアド著 開米潤監訳 藤原書店 各4200円
ルーズベルト大統領が参戦を決定するまでを新たな視点で描いた大統領陰謀説の嚆矢

『週刊現代』2018年1月20日号より