資産数百億円!日本の「新しい大金持ち」が明かす本音とカネの使い道

カネの遣い方も昔とガラリと変わった
週刊現代 プロフィール

日本は今後、超高齢化社会を迎え、その対応は喫緊の課題だ。そこにビジネスチャンスもある。

歩行補助のシルバーカーで国内シェア5割の幸和製作所社長・玉田秀明氏(46歳)は100億円近くの資産を持つ。

「しかし、株を売れるわけではないですし、より企業価値を高めるために頑張っていきます。シルバーカーはおばあちゃんが買い物に行くイメージだとして、男性の高齢者からは敬遠されているのが実状です。

しかし、杖から車椅子に移ると一気に介護度が上がってしまう。その間に歩行器を挟むことで、少しでも高齢者の歩行寿命を延ばしたいと思い、男性向けの歩行器を開発しました」

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近畿地方を中心に介護付き有料老人ホームを展開するチャーム・ケア・コーポレーション社長の下村隆彦氏(74歳)は、建設会社社長だったが、還暦を機に介護事業に打って出た。

「建設会社の業績も順調でしたし、余生をのんびり生きることも選択肢としてはあったはずなのですが、異業種に挑戦したくなった。もちろん社会貢献だけでなく、事業としても伸びてくるだろうと思っていました。

上場し、私が6割近い会社の株を持っていますから、時価総額から言えば大きな金額です。

ただ、上場は社会的な責任を負うことですから、上場後のほうが生活は窮屈ですね。

建設会社の社長の頃は、月に7~8回ゴルフに行き、大阪の北新地にも週3~4日行っていました。介護事業をやりだしたら、行く気がなくなってどちらも減ってしまいました」

 

ヨシムラ・フード・ホールディングス社長の吉村元久氏(53歳)は、地方の中小企業を支援するビジネスを手がける。

「後継者がおらず、事業をやめる中小企業の経営者は地方に多いんです。それを私たちが引き受けて、改善するというビジネスをしています。

会社を清算することより売却することを考えようかなという人が増えてくれば、社員も取引先も仕事を失わないし、地域経済にもプラスになる。みんなハッピーじゃないかという思いです」