提供:フィスコ/三井智映子

美女アナリストが断言!「株価の天井」まだまだ早すぎる

「これから買う」選択肢もあり

株高の続いた2017年末、これからの株価はどうなるのか? 投資支援サービス提供会社フィスコのリサーチレポーターとして株式やFXの現場を取材レポートし、『最強アナリスト軍団に学ぶ ゼロからはじめる株式投資入門 』(講談社)などを出版してきた、「美人過ぎる金融アナリスト」三井智映子さんが、2018年からの市場の流れを読み解きます。

「今は利益確定のタイミングなの?」

グローバル経済の拡大と成長、世界的な金融緩和策で資金が潤沢なことなどを背景に、米国やドイツ、インド、韓国など各国・地域の主要な株式指数が今年相次いで過去最高値を更新しました。

日経平均株価はバブル期の高値があるので過去最高値もはいかないものの、21年ぶりの高値圏に突入しています。

「こんなに高いと買いにくい」という声が聞かれる一方、「株高の今が利益確定のタイミングでは?」「もう高値圏だろうから売りじゃないですか?」と言う投資家さんもいます。

たしかに、すでに株式を保有している方は、利益が出ていると利益確定をしたくなるタイミングではあるでしょう。しかし、「なんとなくここが天井なのでは」という曖昧な理由で利益を確定しては、あとから「もったいなかった」と思うことになるかもしれませんよね。

本当に株価は高値圏なのか? これから日経平均は上がるのか下がるのか? 3つの視点からひもといていきたいと思います。

[写真]2018年からの相場を解説してくれる三井さん(提供:フィスコ)2018年からの相場を解説してくれるアナリスト・三井智映子さん(提供:フィスコ)

ポイント1:いまは「金融相場」の時期

株価の大きな流れをつかむ基本は、相場の流れを知ることです。

株式相場には主に「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」という4つの大きな局面のサイクルがあります。

「金融相場」は、不景気の時に「このままではまずい」と政府や中央銀行が金融緩和や公共投資などの対策を行い、結果、株価が上昇する局面です。

「業績相場」では、政府や中央銀行の金融政策の効果によって、企業業績が改善することで株価がさらに上がります。企業業績が主導する相場ですから、好景気でインフレになりがちな局面でもあります。

「逆金融相場」になると、業績相場が続く中で「このままではバブルになる可能性がある」と、政府や中央銀行が利上げなどで金融引き締め政策をします。

この段階では、まだ好況感はあるので個人消費は良好ですが、株価は下がってきます。

そのあとに来る「逆業績相場」では、政府や中央銀行の金融引き締め政策で、企業業績が悪化し始め、景気も後退、株価も下がります。

もちろん、それぞれ期間が決まっているわけではなく、「ここからが業績相場だ」などと、はっきりした区切りがあるわけではありません。けれども、相場には大まかにこのような流れがあるのです。

 

では、現在の日本はどうでしょうか。日本では、アベノミクスから始まった金融相場が継続していると考えられます。7~9月期のGDP速報値は、7期連続のプラス成長。これは2001年以来のことです。

また経済指標にも改善が見られます。企業業績も本格的に上がってきており、日本企業の売上高や経常利益は過去最高の水準といえます。

世界的な景気拡大の中、金利は低水準で安定しており、株と債券がともに高くなっていますよね。これを「金融相場に業績相場が重なっている」という「特異な現象である」と論じる識者もいますが、私自身は「まもなく業績相場かな」と感じています。

いずれにしても言えることは、金融相場であっても、業績相場への変わり目であっても、まだ株価の上昇が見込めるのではないか、ということです。