保育園申し込み「20の盲点」〜これが親子の未来を大きく変える

待機児童にならないために
小林 美希 プロフィール

核家族が増え、地域の関係も希薄化するなか、手探り状態での育児に悩む保護者は少なくない。職場が子育てに理解がなければなおさらだ。

子育てについて、同じ立場にある保護者同士でちょっと話ができるだけで「そんなものか」と悩みが解消されることもある。保護者同士がつながりを持つことに苦心する保育園は、お迎えのあと、園庭やホールを開放して、交流の場を設けている(9)。

「お迎えに来たら、さっさと帰って」という雰囲気の保育園であると保護者同士が知り合うきっかけも少なく、孤立した子育てが続いてしまう可能性もある。

チェックが忘れがちなのが、(10)保育園が、きちんと損害賠償保険に加入しているか。そして、どのような内容の保険に加入しているか。

万が一、ケガや死亡事故にあった場合、保育園側の過失の有無によって補償が変わる場合もあるため、どのような保険に加入しているかで被害者救済の意識があるかどうかを把握できる。

〔PHOTO〕iStock

行事から見える、保育園のスタンス

次に、行事も保育園のスタンスを知る大事な項目となる。

大きなところでは、(11)5歳児クラスでお泊り保育があるかないか。子どもが普段は経験できないシーンで成長する姿を保育園と保護者が味わうことのできる行事でもある。

そして、(12)夏祭りがあるかどうかも、地域交流に積極的かどうかが窺える。在園児や卒園児だけでなく、地域の人にも気軽に立ち寄ってもらうよう取り組んでいる保育園は、「子どもの声がうるさい」という苦情も少なくなるのではないか。

 

年中行事のひとつのクリスマス(13)。乳幼児期は、保育士や父母がサンタクロースに扮しても、本物のサンタクロースが来てくれたと素直に喜び、盛り上がる。

ただ、運営母体や園長によっては、宗教を理由に“クリスマス禁止令”が出ていることもある。

他にも伝統行事と思われがちでも宗教によって違いが出るものもあるため、宗教にこだわりがある場合は、チェックしたほうが無難だろう。

保育園にとって行事とみなすかは分かれるところではあるが、(14)保育士体験あるいは保育参観が設けられている保育園は、日頃、見ることのできない日中の子どもの様子を知り、保育士がどのように保育に当たっているかを知る機会となり、相互理解が進む。

他の子どもと触れ合う機会にもなり、「ママ先生」「パパ先生」が来る日が子どもたちにとって特別なものとなる。