「グルテンフリー」が性欲減退に効果あり!?驚きの研究結果

カギは脳にあった
デイビッド・パールマター プロフィール

過去100年にわたって変わってきた私たちの食事、つまり「高脂肪・低炭水化物」の食事から、今日の「低脂肪・高炭水化物」へと、穀物とそのほかの有害な炭水化物から構成される食事への変化が、脳に結びつく現代における悩みのもととなっている

この話から明らかなことは、セックスは脳の中で起こっていることと、大いに関係があるということだ。つまりセックスは感情、衝動、思考と深く結びついている行動なのだ。

そして、ホルモンや血液化学とも厳然とつながっている。たしかに、あなたが憂うつな気分でよく眠れないとしたら、まずセックスなど思いつきもしないだろう。

コレステロール値の低さがEDを呼ぶ

それでもEDの理由としてもっともよくあるのは、不眠でもうつでもない。つまり極端に低いコレステロール値の問題だ。

グルテンを取り除けばおしまい、ではない。グルテンはパズルの一つのピースにすぎない。通説では悪者にされがちなコレステロールが、脳の健康と機能を維持するのにとりわけ重要な役割を果たすものであることがすぐにわかるだろう。

コレステロールは人間の生理機能にとって、とくに脳の健康と関係しているがゆえに、重要な化学物質の一つだ。

何年にもわたって私たちは「低コレステロールの食べ物」に注目するように言われてきた。

しかし、卵のようにコレステロールが豊富な食べ物は非常に有益だし、「脳にいい食べ物」と考えるべきだ。

実際にいままでに、男性ホルモンの一種であるテストステロン値が正常でないかぎり(これは男女ともに当てはまる)たとえ性生活を送っていても刺激的なものにはならない、という研究結果が発表されている。

では、このテストステロンは何によって作られるのか。コレステロールだ。何百万人もの米国人は今日、何をしているだろうか。食事とスタチンの摂取(あるいはそのいずれか)によってコレステロール値を下げている。そうするうちにEDが蔓延し、EDの薬に対する需要が増加しているのだ。

性欲減退やEDの原因が、食べているものにあるかもしれないのだ。Photo by iStock

コレステロールを下げるスタチンはもっとも一般的に処方される薬(たとえば、リピトール、クレストール、ゾコール)の一つであり、過剰な炎症を抑える方法として勧められている。しかし、新たな研究によって、このスタチンは脳の機能を低下させ、心臓疾患のリスクを高める可能性があることもわかっている。

理由は単純だ。脳が力強く活動するためにはコレステロールが必要なのだ。

脳の重さは体全体のわずか2パーセントにすぎないが、総コレステロールの25パーセントは脳にあり、脳の機能と発達を支えている。脳の重さの5分の1はコレステロールなのだ!

性欲減退はスタチンを服用している人にもっともよく見られる不平としてあげられるし、実験報告ではスタチンを服用する人はテストステロンの値が低いことが繰り返し示されている。

 

ステチンを服用する人たちの中にはテストステロンの値が低い人が使わない人の2倍いた。幸い、この症状はスタチンをやめ、コレステロールの摂取を増やせば元に戻る。
これまで私たちは、食事による脂肪のせいでコレステロールが上がり、そのために心臓疾患や脳卒中のリスクが増すと思い込まされてきた。

この考えは20年以上前に行われた研究によって、正しくないことが証明されているにもかかわらず、なおも幅を利かせている。

病気になった脳には脂肪もコレステロールもひどく不足していることや、年齢を重ねてからの総コレステロール値の高さが、長寿化に関連していることが最近の科学で発見されつつある。