株の三賢人が集結!「前代未聞のこの相場。どうすれば儲かるか」

安藤富士男×伊藤嘉洋×植木靖男
週刊現代 プロフィール

仕込むのは1~3月で決まり

伊藤 日本株市場は16連騰後に株価が乱高下していますが、これも「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観のなかで成熟し、幸福感とともに消えていく」との相場格言にかなっています。

今回の相場でいえば、9月に北朝鮮リスクが高まって1万9200円台にまで落ちた時、個人投資家は株売りに走ったけれど、あの「悲観」のなかで相場は生まれていた。昔の相場師はああいう時に、「コツンと音がするぞ」などと言ったものです。

海面から見るとわからないけれど、実はすぐ下に底があるから、石でも放り込めば「音が聞こえる」と。

安藤 その相場がいま「懐疑」の中で育っているわけですね。

 

植木 同感です。相場が成熟していくあいだに調整局面はつきもの。この相場はまだ助走期間ですから、本格的に楽しめるのはこれからですよ。

そういえば、平成バブルの時にお客さんから、『日経平均を売ってください』『NYダウを売ってください』とよく言われたんです。株を知らない人はそういう商品があると思っていたんですね。

当時は「ありません」と答えるしかなかったけれど、いまはETF(上場投資信託)や投資信託で日経平均に連動するものが買える。個々の銘柄を探すのは大変ですから、この相場を楽しむには日経平均連動のETFを買うのはいい選択ですよね。

伊藤 はい。「なんか相場が上に行きそうだな」「バブルになりそうだな」という時は、ETFを買っておくのが一番わかりやすい。

「麦わら帽子は冬に買え」といって、相場で大きく儲けようと思ったら人の逆をやらないといけないんだけど、個人投資家にはリスクもあって難しい。いまの上昇相場では調整の節目で下がったところを拾うセオリー通りがいい。

安藤 私もそう思います。ではいつが調整局面になりやすいかというと、経験則からいうと、国内の機関投資家は3月本決算だから1、2月くらいから手仕舞いに入る。

これが4月に新年度入りすると国内勢も海外勢も買ってくるので、ゴールデンウィーク前までに高値をつけることが多い。だから来年の仕込み時期は1~3月ということになりますね。