株の三賢人が集結!「前代未聞のこの相場。どうすれば儲かるか」

安藤富士男×伊藤嘉洋×植木靖男
週刊現代 プロフィール

来年の相場は「戌は笑う」

伊藤 その平成バブルでも株価記録は13連騰で止まった。それが今回は16連騰したのだからすごいですよ。

植木 これまでの戦後最長は1960年の14連騰で、当時は経済白書の「もはや戦後ではない」という言葉が流行しました。今回それを超えたということは、「もはやバブル崩壊後ではない」ということでしょうね。

改めて振り返ってみると、平成バブルはピークの8年前に大きな下げがあって、そこから徐々に大相場になっていきました。

今回も昨夏に下げがあって、そこから大相場の助走段階に入ったのだと思うんです。いまはまだ助走段階で、ピークが来るのは2024年でしょう。

伊藤 私も50年以上相場を見てきましたが、今回の16連騰は世の中が変わることを暗示していると思う。

リーマンショックで'09年3月に7054円を付けたのは記憶に新しいですが、日本株がその苦しい時期を乗り越えて2万円の節目を抜いてきた。2020年の東京オリンピックに向けて新たな相場が始まったと感じます。

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安藤 平成バブルが終わったのは、海外投資家が逃げ出したのが大きかったんです。'90年1月10日付の日本経済新聞の社説にも載りましたが、アメリカの一番の脅威はソ連の軍事力だったのが、日本の経済力になってきた、と。

植木 そこで、アメリカが日本潰しにかかった。当時はハワイの教会を日本が買収するという話もあったりして、かなり怒っていた。日本でいえば本願寺を買収するような話だったわけですから、さすがにやりすぎた。

伊藤 いち早くその気配を察知した外国人投資家は1年間で10兆円は売りましたから、すさまじい売り攻勢でしたよ。

日本の大手証券は3万円まで下がれば止まるだろう、次には2万5000円まで下がれば止まるだろうと、何回も下げ止まりのレポートを出すんですが、まったく止まらない。

最終的に'92年に1万4309円で下げ止まるまで、大手証券は下げ止まりレポートを17本も発表していたほどです。

 

安藤 はい。それがいまは、良くも悪くも日本はアメリカに従順だから、その心配が薄い。だから、海外勢もいま日本株に積極的に買いに入ってこられているわけです。

それに来年は戌年。相場の格言には「戌は笑う」とあります。来年は企業業績も引き続き好調で、内外の経済環境も安定しているので、いい相場になりそうです。

植木 昔から言いましたよね。「戌亥で買って、辰巳で売れ」と。

安藤 あとは、「午尻下がり、未辛抱」。実際、午年の'14年、未年の'15年の日本株は年率7~9%くらいしか上がらなかった。

'16、'17年は「申酉騒ぐ」で、確かに去年から今年は相場が騒がしい。このままいけば今年の株価上昇率は20%以上で、戌年の来年はもっとよくなるでしょう。