2017年視聴率「最終戦争」絶対王者・日テレに死角はあるのか

2位はテレ朝、TBSの大混戦
週刊現代 プロフィール

テレ東に気をつけろ

とはいえそのバラエティに光明が見えない。0.1%でも、G帯、P帯でTBSに負ければ、テレ朝には凋落のイメージがつく。当然、編成や制作の責任者の進退に関わる。それはTBSも同様。今年は2局による年末の特番合戦が見物だ。

「東京五輪に出場が有力な一流アスリートや、ブルゾンちえみなどの旬のお笑い芸人のスケジュールは取り合いですよ。あとはお互いの手のうちを探りながら、番組を組む。

 

たとえば『相棒』のスぺシャルには、視聴者層が重ならない特番をぶつける。意外に重要なことは、テレビ東京をマークすること。『池の水ぜんぶ抜く』などの突然変異のようなイロモノに、こちらの特番が出合い頭でぶつかってしまうことを、編成担当は防がないと責任問題ですよ」(前出・TBS番組スタッフ)

フジテレビは完全に蚊帳の外。もはやライバルはテレ東しかない。いまは雌伏のときだろう。

低迷の象徴だったマンネリ番組『めちゃ×2 イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、来春の終了が明らかになって世間の注目を集めた以降も、フジG帯の平均の7.9%にすら達していない。

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今年6月にトップに就任した宮内正喜社長は、役員会で「番組全取り替えも辞さない」と宣言しているという。

岡山放送、BSフジの社長から73歳で転身した宮内氏には、余計なしがらみがない。往年のような斬新な番組を立ち上げるための土台づくりを期待したい。

年明け1月2日午前には、'17年の年間平均視聴率が出揃う。その日の朝、テレビ局には社長をはじめ、編成担当の役員、局長ら幹部がそろって出社する。

1位を確信する日テレでは恒例でシャンパンが用意されるというが、TBSとテレ朝の幹部にとっては緊張の瞬間だ。

その日まで、テレビマンの眠れない日々は続く。

「週刊現代」2017年12月2日号より