ADHDの息子の進学希望を叶えてあげたい…母親のある決断

漫画家母の奮闘記【最終回】
かなしろにゃんこ。 プロフィール

「早く学校にいきたい!」

マンガ③

志望校とともに気がかりなのは……、そう、試験ですよね~。うちの子は提出物がイマイチだったり成績が悪かったりで、中学校でも先生や親を心配させっぱなしでした。でも、試験がリアルな問題になって、ようやく提出物の重要性が理解できたようでした。

さらに、私立の単願なのでスイスイと出願、受験、合格、と決まっていきました。学校から推薦状も出していただけましたが、こういう「単願推薦」というかたちで受験すると、進学先には「この学校しか受けません」という意志表示になるので、合格の確率がグッとあがるらしいのです。

心配だった試験が楽になるなんてラッキー! でも息子は“私立単願は楽!”と知らないので、願書提出や受験のときは、とっても緊張してお腹を壊してしまうほどでしたけど。

こうして、後は入学金や授業料を親がなんとかするだけ! な状態になったのでした。ここでも我が家はひと工夫。

国の「高等学校等就学支援金制度」や県の「私立高等学校等授業料減免制度」を申請して、授業料の半分はやりくりすることができたんです。「何それ!? 教えてっ!!」っていう方のために、リンクをはっておきますね。

●文部科学省のサイトより
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/index.htm

ただ支援されっぱなしにならないように、「恩には必ず応えること!」「きちんと就職して納税者になること!」という約束を息子としました。子どもだけでなく、親も同じだと思います、「支援を受けたら、健康なうちはその分を必ず返す」ですネ!

おかげ様で息子は、好きなことを学べる学校に入ったら、同じ趣味の仲間と繋がり、たくさんの友人ができました。人間関係のトラブルはまだまだあり、家で“プチ荒れ”することはありますが、その回数は確実に減ってきています。

 

また、周囲のことに興味が薄かったり、自分のことでいっぱいいっぱいで、他人に手を差し伸べることができない子でしたが、友だちに頼まれた車の修理を手伝ったり、自分も助けてもらったりと、イイ関係を築けているようです。現在は専門課程に通いながら、国家試験に向けて勉強中!

ADHDがある息子と私の人生は、これからも山あり谷ありかもしれません。でも大丈夫(だと思う……)。問題を乗り越えるたびに「面白いことができた!」とワクワクして歩んでいきたいと思います。

「現代ビジネス」読者のみなさま、7回にもわたって私たち親子の身の上話を読んでくださって、ありがとうございました。またどこかでお目にかかりましょう! 

最後にもう1回だけ宣伝! 『うちの子はADHD 反抗期で超たいへん!』ぜひ読んでくださいね~。