発達障害の子供の態度を変えるには、まず親がこう変わる必要があった

実は簡単なことだったんだけど…
かなしろにゃんこ。 プロフィール

「お母さんとの信頼関係が大事」と言われて……

ペアレントトレーニングでまず教えてもらったことは、〈息子を怒らないで育てる〉ということでした。

「命に関わること以外のやらかしは、怒らずに優しく注意するようにしましょう」

心理士さんはそう言うんです。のっけから想像もしていなかった言葉。

「えっ!私が……怒らないで? え――――、できるかな? それって甘やかすことになるんじゃないかな?」

と疑問を感じましたが、心理士さんに真意を尋ねてみると、こういうことだそうです。

 

ADHDがある子は、周囲になじめないことが多いです。そのことでこれまで沢山怒られてきたお子さんは、怒られることで「自分はダメな人間なんだ」と凹んでしまうそうです。怒るのがお母さんだと、そのお母さんとの信頼関係が築けなくなって、反抗期には手がつけられなくなる……、そんなケースがあるそうなんです。

たとえば息子のイライラはこんな感じです。

マンガ②

というわけでたびたび親子ゲンカになっちゃってましたが、これがよくないそうなんです。怒ることでかえって子どもが荒れてしまうということのようです。心理士さんはこう強調します。

「厳しく怒ったところで、子どもの注意欠陥、多動性や衝動性は治るもんじゃありません。それよりも、お母さんとの信頼関係を築いていくことが今後にとって大事なんです」

そして、こんなアドバイスをくださいました。

「リュウ太くんがお母さんに言われて、嬉しそうにする言葉があったら、それを頻繁に言ってあげましょう!」

確かに私は、これまで息子がやらかすたびに怒っていました。改めて専門家にそれを指摘されると、こう思えてきたんです。

「怒っても治らない……確かにその通りだわ……。怒ると子どもが脅えて、余計に粗相が増えていた気がする……」

そこでトレーニングの内容を守り、スッパリ怒るのをやめることにしてみたんです。また、アドバイスを受けてよーく観察すると、息子は

「〇〇してくれて、ありがとう」

と言うと嬉しそうにニコニコすることがわかりました。「コレだ!」と思いましたね。さっそく試してみたんです。

たとえば約束の時間になっても、ゲームをなかなかやめなかった場合。いつもなら、

私「コラッ! 早くやめなさいッ! 聞いてるのッ?」
息子「わかったよ、うるさいな! すぐにやめれないんだってば」
私「約束でしょ!」
息子「ちょっと待ってくれったっていいじゃん!!」

とエスカレートして、お互い怒鳴り合ってイヤ~な思いをする、というのが我が家の定番コースでございました(涙)。

でも本日からは特別コース。ブチ切れたくなるのをグッとこらえて、優しく言ってみます。

「そろそろゲームやめようか、ご飯食べる時間だよ~」
「時間オーバーだよ~、学校の宿題はどうするのかな~?」

急かせずにゆっくりと話しかけるんです。

すると……! 息子はなかなかゲームをやめません。そこは同じなのですが、何度か伝えると、しばらくしてゲームをきちんとやめたのでした。少々時間はかかりますが、私も息子もイヤな気持ちにならずに事なきを得たのです。