イノッチとNHK高瀬アナの「朝ドラ」コメントから目が離せない!

やさしい洞察と地味なヤンチャさ
堀井 憲一郎 プロフィール

高瀬アナも見逃すことがあった!

『ひよっこ』放送時に、高瀬耕造アナがその直前に出演していたのは214回だとおもう(たぶん。土曜と祝日は出演しないのと、2週間夏休みがあった)。

その214回のうち、ひよっこに関するコメントがあったのは35回、ただひとことだけ「ひよっこの、そして新しい1日の始まりです」という感じの触れ方をしたのが7回だった。合わせて42回。およそ2割。まあ、そんなものだろう。

『わろてんか』5話までのうち4回ふれているが、まだ、内容までに踏み込んだものはない(このあたりに両作品のスタートの差が出ている)。

雨や暑さが激しい気候状況だったり、関東のどこかの鉄道路線の運行していないと、その情報をあらためて伝えてドラマにはふれない。

また、ミサイルが日本を横切ると、朝ドラそのものが飛ぶから、コメントも何もあったものじゃない。しかも今クールはそれが2日もあった(しかしミサイル騒ぎは2、3時間でおさまるから、昼の再放送は放送されて、そっちが先の放送になってしまっていた。朝のぶんは翌日に2本まとめて放送される)。

高瀬アナはただ、今日これから雨が降るのかどうかを天気予報士の平井さんを確認していることも多い。高瀬アナは、どうも折りたたみ傘を持ってくるのが嫌いなようで(勝手な推測だけど当たってるとおもう)今日は持ってこなかった、どうしよう、と再三言っていた。

一人でおよそ10秒足らず喋るので、けっこう喋る言葉の量が多い。

『あさイチ』と『おはよう日本』での朝ドラに触れる言葉を起こしていったのだけれど、高瀬アナの言葉の量が圧倒的に多くて、大変だった。有働&イノッチは、二人のやりとりなんでやや緩やかで、言葉をそんなに詰め込んでません。

 

4月6日の第4話前の高瀬アナのコメントは「私たちちゃんと見てますもんね。そろそろ二人もちゃんと見たらどうですか、さあひよっこの、新しい1日の始まりです。どれどれ」だった。

毎日だいたい、天気予報の平井さん、和久田麻由子アナ、高瀬アナ、上原光紀アナの4人が並び、そこで高瀬アナのコメントが出る。この「私たち」というのは上原アナで、長身の和久田アナと平井さんは見てなかったみたいで、そろそろ二人もちゃんと見たらどうですかと言われて、和久田さんは「今週まとめてみます」、平井さんは「ビデオ録ってみます」と答えていた。

この5日後、4月11日に(8話)「増田明美さん〔ドラマのナレーター〕があのう今週からでも大丈夫ですよと言ってましたけど」と高瀬アナがいうと、和久田アナは「今朝第2話を見て泣きました」と答えていた。「だいっ2わっ、はい」と高瀬アナは微妙な反応を示していた。和久田アナは遅れて見始めていたようで、どこかで追いついたのだろうか。

しかし。

その翌日、高瀬アナが見逃しているのだ。

昨日、忙しくて見逃してしまいました。今日、必ず見ます(和久田:見ましょう)、はい。さあ、ひよっこの、そして新しい1日の始まりです」(4月12日、9話前)

ちょっと笑った。