店内は騒音だらけ
多くのフクロウが夜行性であるが、そうした動物の多くは聴覚がとても優れている。
フクロウも羽音やネズミがはう音などを敏感に感じとり、真っ暗な中で聴覚だけを頼りに動く獲物を狩れるほどだ。
ある程度の音には慣れることができるが、フクロウカフェでは異なる人々の笑い声や話し声、シャッター音が絶え間なく響き、これはフクロウにとって騒音にあたる。
明るい
夜行性の場合、目の構造が光を多く集めるようにできている。そのため、人間が感じる光よりも遥かに多くの光を感じ取る。しかし、フクロウカフェの多くは、人間に都合の良い明るさに保たれており、フクロウに適切な照度とはいえない。
見知らぬ人間に触られる
”ふれあい”と表現されるが、人間が一方的にその欲求に任せて撫で回しているに過ぎず、触られるフクロウからすると強いストレスの原因でしかない。
温度管理が不適切
寒い場所に生息しているフクロウから、暑い場所に生息しているフクロウまでが一つの部屋に展示されているため、適切な温度管理が不可能な状態にある。寒い場所にいるべきフクロウはハァハァと荒い息を吐き続ける。
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24時間365日カフェ住まい
客は1時間ほど過ごすだけで、店員も仕事が終われば家に帰り、休暇には旅行にも行ける。
しかしフクロウたちはずっとカフェに監禁され続ける。飛ぶこともできず、基本的に拘束されたまま、死ぬのを待っている。