江戸時代なのに「超リアル」知られざる江戸絵画の世界にご招待

こんなの、見たことない
金子信久

生きているような鯉に驚嘆

今見られる稲皐はこれ! 鳥取県立博物館《群鯉図》 10月5日(木)〜11月12日(日)
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黒田稲皐 
天明7年(1787)—弘化3年(1846)
江戸後期の画家。鳥取藩士の家に生まれ、職務のかたわら絵を描いた。鳥取藩の御用絵師、土方稲嶺に学ぶ。暗い水中をたくさんの鯉が泳ぐ、類を見ない作品の数々で知られている。

芦雪展のマスコット「かわいい虎」

今見られる蘆雪はこれ! 《竜虎図襖のうち虎図》 @愛知県美術館「長澤芦雪 京のエンターテイナー」 10月6日(金)〜11月19日(日)
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長沢蘆雪
宝暦4年(1754)—寛政11年(1799)
江戸中期の京の画家。丹波国篠山藩士の子として生まれたが、絵の道に進み、円山応挙の弟子となった。はじめは応挙風の美麗で細緻な作品を描いていたが、後に、禅画を思わせるような奔放さや豪放さ、あるいは、つかみ所のないゆるゆるとした感覚を押し出した。

一品一品が笑えます

耳鳥斎
宝暦元年(1751)以前か—享和2年(1802)か翌年頃 
江戸中期の大坂の画家。酒造業、骨董業を営みながら絵を描いた。戯作やおかしな浄瑠璃も手がけ、自ら芝居に出たことも。『絵本水や空』で自ら述べるように、どの流派にも属さない画法で、諷刺の効いたおかしなものを描き、人々を笑わせた。