性犯罪繰り返す福岡小5女児殺害事件被告の驚愕発言「合意はあった」

性犯罪者処遇プログラムに抑止力はない
高橋 ユキ プロフィール

服役の理由を知られたくない

内間利幸被告(48)は、2015年1月、当時10歳の女児を殺害し、その遺体を自宅に運んだとして逮捕され、のちに殺人、死体遺棄、強姦致死、わいせつ目的誘拐に問われた。一審・福岡地裁小倉支部は2016年10月3日、内間被告に無期懲役の判決を言い渡した(求刑・死刑)が、被告側と検察側ともにこれを不服として控訴。今年6月8日、福岡高裁は双方の控訴を棄却した。ところが同月22日、被告側は上告。事件は2017年9月現在、最高裁に係属している。

この事件で逮捕される以前、内間被告は服役していた。1996年から99年にかけ、沖縄県で連続強姦事件を起こしたためだ。まず96年に23歳女性を強姦して1万1000円を強奪。99年には立て続けに9歳、11歳、16歳の少女を雑木林や空き地などに無理やり連れ込み強姦しようとした。この3件はいずれも未遂に終わったが、その際に少女ら2人に怪我を負わせた。

 

2000年、那覇地裁で懲役12年の判決を言い渡されたのち、内間被告は熊本刑務所に服役していた。服役中である2011年、『性犯罪者処遇プログラム』を受講。ところが出所後に移り住んだ福岡県で、内妻の子供の同級生である被害女児に手をかける。

顔見知りであることに乗じ女児を車に乗せ知人宅に連れ込み暴行したのち、口封じのため殺害した。服役を経て犯罪傾向が弱まったとは言い難く、むしろ女児を死に至らしめるという、さらに重大な結果を招いている。

彼にとって前回の服役とは、そして再犯を防止するために設けられた『性犯罪者処遇プログラム』とは何だったのか。私は内間被告との文通や面会を通じ、過去に受講したプログラムについて率直な感想を聞かせてもらった。

福岡拘置所の面会室で会った内間被告は、大阪に生まれ育ったというが、すでに福岡弁が身についている。まず開口一番、プログラムそのものではなく、それを受講することによる周囲の目が気になったことを挙げる。

「あまり……良いようには思えんかったです。周りの人に気を使うので……。いろいろな工場におります囚人たちが、こういう犯罪をしている人だけ集められてプログラムを受けますので。いつこういう教育してるかというのを周りの囚人たちに知られてしまうので、気を使いました」

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プログラムの際は特定の受刑者だけが集められるため、その受刑者が〝性犯罪で服役している〟ことをほかの受刑者に知られてしまうというのだ。

「服役の理由を知られてしまいます。知られたくはない。そこに神経を取られてしまいました」