クルマの「完全自動運転」でなくなる職業・モノ全リスト

運転手がいらない世界はもうすぐそこに
週刊現代 プロフィール

信号待ちが減るだけでなく、そもそも渋滞しそうな道路を通ることすらなくなるのが自動運転車の「真骨頂」だ。

「メルセデス・ベンツをはじめとして、自動車メーカーはクルマ同士がネットワーク上で『つながる』未来を想定しています。

たとえばどこかで事故が起こったり、交通量が増えて流れが悪くなった道があれば、その情報をネットで共有し、自動でよりすいている道を選んでいくようになります」(前出・清水氏)

 

マイカーはもういらない

たしかに渋滞は運転時の最大のストレスだ。それがなくなると聞けば、自動運転技術への期待は膨らむ。

そもそもいま現在ですら、クルマを持つメリットが減ってきたように感じられるご時世だ。場所も取るし、自動車税や維持費がバカにならない……もし自分で運転すらしなくなるとしたら、無理にマイカーを持つ必要はないと思う人は増えるはずだ。

「すでに、登録者のあいだでクルマを共有して使う『カーシェア』サービスが活用されていますが、自動運転社会が進めばより多くの人がそれを利用するようになります。クルマは『所有するもの』から、『必要なときに呼び出して使う』ものになるでしょう」(技術ジャーナリストの鶴原吉郎氏)

夏場、灼熱の平置き駐車場にクルマを取りに行かなくても、近くのカーシェアサービスから空いているクルマをスマホで呼び出せば、勝手に家の前に迎えに来る。すでに冷房の効いたそれに乗り、行き先を入力すれば人間の仕事は終わり。あとはクルマが勝手に目的地まで送り届けてくれるのだ。

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ドライバーは必要なくなり、自動運転車を管理してリースする業者がいくつかあれば問題ない。

自動車税や維持費は管理会社が持ってくれるから、節約にもなる。自動にしろそうでないにしろ、娯楽としてクルマを所有する人はもちろん一定数いるかもしれないが、多くの人は自動運転によって得られるコストの削減やストレスの軽減といったメリットにはなかなか勝てない。

そう考えると、個人所有車はいま以上に「金持ちのステータス」化が進んでいくかもしれない。