「IQ28」の重度障がい児を育て上げたバツイチバリキャリマザー

我が子が超未熟児に生まれて
伊藤 みかこ プロフィール

子育てのコツとは?

彼女の話には「~だといいな」「~というのが夢」「~したい」という、“これから”に目を向けたビジョンが随所にちりばめられている。度重なる夫の浮気や切迫早産に続く超未熟児の出産、続く障がい児育児、そして離婚と、普通の人ならどれか一つでも心が折れそうな経験を重ね続けてきた伊藤さん。

一方で、20歳で自叙伝を上梓、26歳で医療情報フリーペーパー『ゲンキのモト』の立ち上げ、34歳で子連れ再婚と2冊目の自叙伝を上梓……と、次々と「いいな」を形に変えてきた。これからもきっと、そのバイタリティーで周りをも動かし、着々と夢を叶えながら、人生の荒波を乗りこなしていくのだろう。

伊藤さんの子どもとの向き合い方の中には、「人と支え合うこと」「ちょっと上の組織にいるようにすること」など、健常児を育てていても意識したいと思わせるポイントも少なくない。最終的に「子どもの自立」をゴールとするのであれば、そのハードルの高さは違えど、目指すものは同じ。子育てをしているとやれ知育だやれ早期教育だと雑音も多いが、伊藤さんのケースはもっと根本的な意味で「育児」を考え直すいいヒントになるのではないだろうか。

後編では、小児科病棟での母子入院で伊藤さんが目撃したいくつかの衝撃的な風景や、子連れ再婚とステップファミリーをうまくいかせるコツなどについて伺っていく。

〈取材・文/富澤比奈、中編へ続く〉

伊藤みかこ(いとう・みかこ)医療情報フリーペーパー『ゲンキのモト』編集室長。切迫早産で664gで誕生した次男の誕生を機会に、かかりつけ医の大切さを感じ開業医を紹介する医療情報フリーペーパー『ゲンキのモト』を立ち上げる。早期の療育の大切さを伝えるため、発達障がいをはじめ、障がい児を持つ母の気持ちに 寄り添うための活動も展開中。16歳、13歳、2歳の男の子を育てる3児の母。
専業主婦、働く母、超未熟児ママ、シングルマザー、再婚までの話!ゲンキのモト編集長の幸せの見つけ方。