40代からの美しい腹筋はジムではなく食事で作られる

なぜ筋トレしても痩せないのか?
オーガスト・ハーゲスハイマー プロフィール

100回腹筋してもお腹はひっこまない

日本のスポーツジムでよく見かけるのが、必死に上半身で起き上がる腹筋運動をする人たちです。でもそういう人たちの体型を見ると、腹筋は全然割れていないし、むしろお腹がふっくらしている人のほうが多いような気がします。

あんなに腹筋しているのに、「自分のお腹がいっこうにひっこまないのはおかしい!」と気づかないのかなあ、と私はいつも不思議に思っています。

このさい、はっきり申し上げておきましょう。

 

腹筋(とみなさんが呼んでいるところの運動)をいくらやっても、お腹はひっこみません。なぜなら、みなさんがやっている腹筋はたんなる起き上がり運動で、本当の腹筋運動ではないからです。

腹筋はアッパー、ミドル、ロウアーが左右それぞれにあり6つのパーツにわかれ、さらに帯のように斜めに入る筋肉で構成されています。これらすべての筋肉を鍛えるには、「起き上がり運動」のくり返しより、ひねりを加えた運動のほうが効果的です。

ただの起き上がり運動で鍛えられる筋肉は、肋骨とおへその間のわずかな筋肉、ちょうど横隔膜あたりの筋肉だけです。つまり100回腹筋をやっても、鍛えられているのは横隔膜まわりだけ。

「あなた、肋骨とおへその間が素晴らしいですね」とほめられたければ、いまの起き上がり運動を続けてください。

そして、実はお腹の脂肪をとり、割れた腹筋を手に入れるための一番効率のいい方法は、運動ではなく食事を変えることなのです!

私も以前は毎日ジムに通い、腹筋(起き上がり運動)を30分頑張っていましたが、30代をすぎるとどんなにやってもお腹の脂肪がなかなか落ちないのが悩みでした。

ところが、ハードな運動を控え、食事を変えたところ、なんと1ヵ月で脂肪が落ち、腹筋が割れはじめたのです。

トレーニングする著者

全米で最も信頼できるトレーナーの1人として人気のクラーク・バートラムは、50代にもかかわらず、自らのメソッドで鍛えあがられた素晴らしい体を維持していることでも有名ですが、『40歳からの美しい腹筋の作り方』という番組でこんな名言を言っています。

「きれいな腹筋はジムではなく、キッチンで作られる」

ひきしまった腹筋を手に入れたのなら、今すぐムダな起き上がり運動はやめて、食事を見直したほうがずっと効率的ですよ。

スポーツドリンクが運動効果を台なしにする

運動中やそのあと、水分補給のために手に取るスポーツドリンク。実はこれがせっかくの運動効果を台なしにしている、と聞いたら驚く人も多いでしょう。

水分が細胞に効果的に吸収されるためにはミネラルが必要です。その点でいうと、ただの水ではなく、ミネラルを含んだスポーツドリンクは水分補給という点では理に適っているように思えます。

 

問題点は、スポーツドリンクにはミネラル以外に糖分が含まれていることです。

やせるためには体脂肪を燃焼させる必要がありますよね。でも、体は余った糖質があると、そちらから優先して使うので、それを使い切るまで脂肪をエネルギーとして使わないのです。

つまり、運動中や運動前後にスポーツドリンクで糖質を摂ると、やせようとせっかくがんばって運動しても、なかなか脂肪燃焼までいきつかなくなってしまうんです。もったいないですよね。

私は、運動した時の水分補給には、水に青汁パウダーをとかしたものを飲んでいます。いきつけのジムでは「グリーンの水をいつも持っている人」と言われているらしいのですが(笑)、これなら余分な糖質がなく、しかも青汁に含まれる、野菜のミネラル分により、水分が吸収しやすくなるので、おすすめです。