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北朝鮮のミサイルは、実は三沢基地を狙っていた可能性

飛び越えたのは北海道ではなかった

青森にあるミサイル迎撃システムの「目」

日本海に面する青森県中西部のつがる市富萢町に、航空自衛隊三沢基地(北部航空方面隊司令部)の車力分屯基地がある。同分屯基地には北部航空方面隊麾下の第21、22高射隊と防衛省直轄の航空システム通信隊が駐屯している。

だが、いまだ多くの国民は知らないが、実は在日米軍のミサイル防衛(MD)用の移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」が配備されている。このXバンドレーダーは、10月に京都府京丹後市丹後町の航空自衛隊経ケ岬分屯基地にも配備されて、年内に車力分屯基地のものと合わせて2基体制で本格運用される。

米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の「目」となるもので、北朝鮮の弾道ミサイルの早期警戒、発射・着弾地点の予測、弾頭とオトリの識別などを行う。探知距離は約4000キロ。簡単に言えば、ミサイル追尾のための多機能レーダーである。

そして、発射を探知・追尾して得たデータをリアルタイムで海上に展開するイージス艦や地上のミサイル迎撃部隊に送付する。そのデータは自衛隊も共有し、現在、瀬戸内海を挟んで中国・四国地方に配備されている航空自衛隊の地対空誘導弾PAC3で対応する。

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