大予想!「小田急線複々線化」でダイヤはこう変わる

建設費回収は可能なのか?
佐藤 信之 プロフィール

そもそも、昭和39年に地下鉄千代田線の新設が決定したのと同時に、小田急の代々木上原~喜多見間の複々線化が都市計画決定したので、計画から半世紀を経過して完成することになった。さらに、新百合ヶ丘までの複々線化の構想があるが、向ヶ丘遊園~新百合ヶ丘間の具体的なスケジュールは決まっていない。

小田急電鉄は、まだ複々線化後の具体的なダイヤを発表していないが、概要として、朝の最混雑時に代々木上原から千代田線に直通する電車を現行の5本から12本に増発すること、新宿方面にも2本を増発して1時間に24本の運転とすること。ほかに、特急「ロマンスカー」を、現在は朝上り7本を運転しているが、これを4本増発して11本に、そのうち7本を新宿ないし大手町を7時台から8時台に到着するとしている。

 

現在7時台に到着するロマンスカーは新宿が2本、大手町が1本であるが、新宿6時59分着も時刻を修正して加えると4本となり、あと3本増えることになる。予想としては、千代田線直通1本と新宿に8時台に到着する2本を増発するのであろう。

現在の運行本数は、朝の最混雑1時間(代々木上原7時49分~8時49分)代々木上原から新宿までは急行11本、準急2本、各停9本の計22本。代々木上原から千代田線に直通する列車が急行1本、準急4本の計5本である。

photo by Wikipedia

あくまでも予想であるが、本厚木・唐木田~新宿間の各停7本を10両化して千代田線直通準急に変更(現行は、朝ラッシュ時の多摩線直通電車は各駅停車のみ。準急に変更することにより代々木上原~多摩センター間10分短縮)。するとともに、向ヶ丘遊園~新宿間の2本を含めて9本の各停(8両編成)を増発するものと考える。(南新宿~代々木八幡間の各駅が8両までしか停まれない)。

これが当たっているとすると、最混雑1時間の運行本数は通勤電車が37本とロマンスカーが3本の合計40本ということになる。

混雑率が11%低下

なお、国土交通省が発表した平成28年度の混雑率は、どういう訳か小田急だけ下北沢7時46分~8時48分の1時間2分で2分長い。

そこで、7時48分からの1時間(7時48分0秒から8時47分59秒)に修正すると1時間27本(国交省発表29本)で通過両数は252両となり、輸送力は35,532人(国交省発表38,347人)、それに対して旅客数は、国交省発表値73,816人を修正(時間帯から外れる2本の混雑率を160%と推定)して69,304人とすると、混雑率は国交省発表の192%に対して195%となる。