北朝鮮労働党幹部が明かした「中国・ロシアとの本当の関係」

さらには日本の「標的」についても
近藤 大介 プロフィール

――北朝鮮と中国との関係は、かなり悪化していると考えてよいのか?

「1949年に国交を結んで以来、最低レベルまで落ち込んでいると言える。朝鮮戦争(1950~'53年)以降、朝中両国は互いに『血盟関係』を唱え続けていたが、いまやむしろ敵対関係に近い」

――なぜそれほど中国との関係が悪化したのか。

 

「かつて将軍様と胡錦濤政権の関係は、非常に良好だった。すべての原因は、習近平が変節したことにある。習近平は信用ならないから、わが国のミサイルは、いつでも向きを変えて北京を狙えるようにしてある」

プーチンPhoto by GettyImages

文在寅は信用できない

――5月に発足した韓国の文在寅政権についてはどう見ているのか?

「政権100日の時に『労働新聞』などで厳しく論評した通りだ。一言で言えば、まったく信用ならない政権だ。

例えば、一方で北南離散家族の交流をやろうとか、平昌冬季オリンピックを同時開催しようとか誘いをかけてくる。だがその一方で、あれほどこちらが中止を要求していた『乙支フリーダム・ガーディアン』(8月21~31日に行った米韓合同軍事演習)を強行した。

また、やはりわが国が強硬に反対し続けているTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)の配備も、予定を早めて行った。

これほどタチの悪い政権はない。文在寅政権は、将軍様と盧武鉉大統領が交わした『10・4北南共同宣言』10周年を共に祝おうと提案してきているが、そんなイベントを行う理由がない」