家を買うなら、あと1カ月待てば35万円トクをする

住宅ローンを極める⑥
山下 和之 プロフィール

先にみたように、団信付きフラット35への移行では、従来に比べて団信保険料の実質的な負担が約35万円軽くなる。しかも、無保険状態になるリスクがなくなり、かつ保障内容が拡充されるメリットもある。

一方、フラット35Sの金利引下げ幅は縮小されるが、それによる負担増は14万円にとどまる。差し引きすれば、10月以降適用金利が多少高くなっても、団信付きフラット35になってからのほうが得策というわけだ。

住宅ローンは慎重に

以上のような点を考慮して、まもなく、売買契約、住宅ローンの申込みを迎えるという人は、どのタイミングで申し込むのがいいのか、住宅メーカーや不動産会社の担当者などとも相談した上で決めるのがいいだろう。

住宅の基本性能や設備などで日々新しくなっているように、住宅ローンにもそれまでなかったタイプのローンが開発されることがあるし、そうでなくても住宅ローン金利は毎月変わるし、今回のような制度変更が行われることがある。

それを知らないでいるとソンすることがあり、知っていればタイミングを合わせてトクできることが多いのだ。

特に、フラット35を推進している住宅金融支援機構では、4月の年度変わりと、下半期がスタートする10月に実施することが多いので、関心のある人は、住宅金融支援機構のホームページなどで定期的にチェックしておくのがいいだろう。

※住宅金融支援機構「制度改正」ページ:http://www.flat35.com/topics/seido.html

マイホームの購入を考えている人は、物件選びにエネルギーを費やし、住宅ローンについては二の次になることが多い。

物件選びと同じだけとはいわないが、せめてその2分の1、3分の1でもエネルギーを使って、最適な住宅ローンを選び、少しでもトクしながら、安全・安心な生活を実現していただきたいものだ。