国語の大学入試問題が、来年からトンデモないことになる予感

「駐車場の契約書」!?これでいいのか
伊藤 氏貴 プロフィール

センター後継試験の「本文」

かおるさんの家は、【資料A】の「城見市街並み保存地区」に面している、伝統的な外観を保った建物である。城見市が作成した景観保護に関する【資料B】「城見市『街並み保存地区』景観保護ガイドラインのあらまし」と、かおるさんの父と姉の会話を読み、後の問い(問1~4)に答えよ。
 

いきなりなにを読まされているのかと不審に思われたかもしれないが、これが公表された新テストのモデル問題の冒頭部である。【資料A】は地図であり、【資料B】は市の広報。そしてそれにまつわる父娘の会話、この3つがつまり読解問題の「本文」にあたる。

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ちなみに上は「モデル問題例1」であり、「2」の「本文」は以下のようなものだ。

駐車場使用契約書
 貸主 原パーク(以下、「甲」という。)と借主 ○○サユリ(以下、「乙」という。)は、次のとおり駐車場の使用契約を締結する。

第1条 合意内容
 甲は、乙に対し、甲が所有する下記駐車場を自動車1台の保管場所として使用する目的で賃貸する。

(駐車場の表示)
  住所      東京都新川市新川朝日町2丁目3番地
  名称      原パーキング第1
  駐車位置番号  11番

第2条 期間 
 乙の使用する期間は、平成28年4月1日から平成29年3月31日の1年間とする。契約期間満了までに甲、乙いずれか一方から何等の申し入れがない時は、さらに1年間の契約が自動的に更新されるものとする。

以下、第8条まで延々と「契約書」の内容がつづく。モデル問題はどちらも以下のサイトから全文を見ることができるが、いずれも、大学の入試問題としてはついぞお目にかかったことのないような「本文」であることはおわかりいただけただろう。

http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/model.html