夫が帰宅恐怖症になりやすい妻の「10タイプ」

対処法も教えます。
小林 美智子 プロフィール

帰宅恐怖症の男女別対処法

では、どう対処していけばいいのでしょうか?

■男性向け3つの対処法

1.「怖い!」と伝える!
2.妻の話に耳を傾ける!
3.自分の生き方を変える!

ひとつずつご説明します。

 

1.「怖い!」と伝える!

妻はあなたから怖がられていることを知りません。まずは、怖いという事実を「率直に伝える」ことです。

伝えることは怖いことかもしれません。もっと否定される、もっと揉める、もっと悪い関係になる、みたいに思えて、ますます怖くて萎縮してしまうかもしれません。
でも、よく考えてみてください。あなたが、このままの状況を放置したら、今の関係は何も変わりませんし、どんどん悪化していきます。

妻への恐怖心は、時間が解決できるものではありません。時間の経過と共に、恐怖心は大きくなっているはずです。今、言えないことは、この先、もっと言えなくなってしまうのです。

夫婦関係を、そして子供さんを守ることができるのは、あなたの勇気だけなのです。勇気をもって伝えたことで改善できた夫婦はたくさんいます。

2.妻の話に耳を傾ける!

怖いでしょうが、まずは「妻の話を聴こうとする」ことです。あなたが感じている妻からの文句や小言は、妻にとっては文句や小言ではなく、実は、ほとんどの妻が、夫婦関係を良くするために言っていることで、あなたを責めるつもりなどないのです。恐れずにちゃんと聴くことで結果が出ることもあります。

3.自分の生き方を変える!

・いつも謝る生き方
・いつも我慢する生き方
・いつも顔色をうかがう生き方

あなたは、妻との関係だけじゃなくて、このような生き方をしていませんか? 

実は、帰宅恐怖症になってしまう男性は、仕事関係や友人関係などでも、同じような行動をしてしまう傾向があります。生き方を変える事はあなたの性格を変えることではありません。あなたの接し方や行動を変えていくことです。

もめごとや言い合いになることが苦手で、何も言わなくなってしまうタイプの男性相談者が、少しずつ行動を変えはじめて、こんな話をしてくれました。

「ずっと妻との喧嘩を避けてきましたが……今では喧嘩もします。その度に、怖さを感じたりイヤな気分にはなりますが、妻の気持ちを読み取るチャンスと考え、話をしっかりと聞くようにしました。徐々に自分の意見も言っていきました。未だに自分の意見を言うのは苦手ですが、どうしてもというときは思い切って言います。

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すると、妻になんだかんだ言われて、かなりヘコみますが(苦笑)言った事は意見が通るようになりました。最近思うのは、逃げれば逃げた分しんどくなりますが、向かっていけばいくほど目標に近づきます。ちゃんと向き合ったら本当の話が出来るようになりました」

ちなみに、妻は、気が強く一度決めたらテコでも動かないタイプでした。

この機会に、今までのあなたの行動や生き方を振り返ってみてください。

■女性向け対処法

帰宅恐怖症の夫は、「妻から解放されたい!」「とにかく放っておいてほしい」と思っていますので、まずはあなた自身がひと休みしましょう。

また、「帰宅恐怖症」の夫は、「LINE恐怖症」に陥っているケースが多いため、用事以外は、LINEやメールを避けてください。

ただ、生活があるので必要な情報交換は続けてください。また、家族での旅行や外出については、行くか行かないかは、夫自身が決めればよいことなので、夫も普通に誘いましょう。

ムリして笑っても、夫に気を遣わせるだけです。それよりも夫を怖がらせないことが先決です。妻が怖い夫は、妻の機嫌が良いととても安心するのです。

そして、いきなり、良い関係を目指すのではなく、まずは、ごくごく普通の関係を目指しましょう。

うまくいっている夫婦には実は共通点があります。それが「ありがとう」を伝え合っていることです。「ありがとう」には感謝の気持ちがこもっています。ぜひ、この機会に「ありがとう」を言う習慣をつくってみてください。

私たちはご縁があって、幸せになるために結婚しました。今の状況をあきらめずに、家に帰って家族と過ごすことで心癒される家庭が増えることを切に願っています。

常に妻の顔色をうかがい、妻とのやりとりに疲れ、帰宅が億劫になり、仕事が終わっても会社に居残り、まっすぐ家に帰らず、わが家を目の前にしても近くの公園のブランコで家の灯りが消えるのを待つ…放置すれば、いずれ「別居」か「離婚」。病のメカニズムを解説し、対処法も伝授。