「警視庁 生きものがかり」は実在した!で、一体何をしているの…?

ちなみに本当の名前は〇〇係です
福原秀一郎

密輸犯と続く「いたちごっこ」

——「生きものがかり」の活躍で、密輸組織の大きな3つのルートが壊滅されたと、本に書かれていました。

福原 ところが、この頃、新たなルートができているようで、今、そちらの摘発に取り組んでいるところです。本に書いたいろいろな事件が起こった頃には、私たちも密輸犯たちも、お互いが捕まえるのも捕まるのも初めてというような、経験の浅い者同士だったのですが、最近ではお互い、手の内を知って進化し、密輸ルートは「第3世代」となり、手口も巧妙かつ摘発しにくくなっています。

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こちらも進化していかなければならない。まさに「いたちごっこ」です。「世に盗人の種は尽きまじ」とも言います。だからこそ、ドラマで橋本環奈さんが演じている警察官のような、将来有望な人材が1人でも多くほしい。

福原さんはいま62歳、後継者を1人でも多く育て、「生きものがかり」を幹の太い組織にしたいと奮闘中だそうだ。

8月5日、6日に静岡で行われる日本最大の爬虫類展示即売会「ジャパンレプタイルズショー2017 Summer」に、福原さんたち「生きものがかり」の面々は、なんと警視庁のブースを設け、警察官のリクルート活動をするそうだ。

 

「幟(のぼり)も用意してやります! 動植物が好きで知識も豊富な人を探すなら、ここで見つけるのが近道だから」(福原さん)とのこと。お堅いイメージのある警視庁とは思えない発想の柔軟さと行動力だ。

「警視庁の生きものがかり」――。こんな仕事を本当にしている警察官がいることにも驚きだが、「日本の警察もなかなかやるじゃないか」と思わせる魅力的な活躍ぶり。続きは、『警視庁 生きものがかり』(講談社刊)でぜひご一読いただきたい。