ワンランク上のマイホームが欲しいなら「住宅ローン力」を磨きなさい

住宅ローンを極める③
山下 和之 プロフィール

中野駅なら、新宿駅までは中央快速で1駅、乗車時間はわずかに4分だ。立川駅だと4駅24分だから格段に便利になる。往復で1日40分の自由な時間を手に入れることできる。

しかも、満員電車での“痛勤”の苦労が大幅に軽減される肉体的・精神的な開放感も大きなメリットだろう。超低金利がいかにありがたい存在であるかが分かる。

 

利便性の高い住まいほど資産価値を維持しやすい

同様に最寄り駅からの徒歩時間の短縮も可能だろう。金利3.0%時代であれば、希望のエリアではどうしても徒歩時間10分以上を覚悟しなければならなかったのが、いまなら10分以内、場所によっては5分程度の駅近立地の物件がターゲットに入ってくるかもしれない。

そのほか、建物や設備・仕様のグレードをワンランク上げるという選択もあるだろう。どうしても欲しかった大型の食洗機、大容量の太陽光発電など、無理だと諦めかけていた設備も設置できるようになっているのではないだろうか。

こうした満足度の高い、ワンランク上の住まいを手に入れれば、新居での生活がより充実したものになるだろうが、もうひとつ、目に見えないメリットも享受できることを指摘しておきたい。

都心からの距離が近く、利便性の高いエリアにあり、もともとの新築時価格の高い住宅ほど、「資産価値」を維持しやすいのだ。郊外部の住宅は新築から10年も経過すると、その価値は大幅に低下するが、都心に近い人気エリアの物件だと価格の下落率が低く、物件によってはほとんど下がらない、むしろ上がるといったケースもある。

やはり超低金利のいまは、そうした資産価値の高い住まいを手に入れるチャンスなのだ。