お金を払って大丈夫? 「悪質クラウドファンディング」の見抜き方

「そらゆめ」破綻に学ぶ要注意ポイント
荘司 雅彦 プロフィール

「そらゆめ」破綻の混乱が大きかった理由

今回倒産した「株式会社そらゆめ」の運営するプラットフォーム「CROSSクラウドファンディング」は、集まった資金の対価として商品を提供する「購入型」クラウドファンディングのプラットフォームでした。

通常、こうした購入型プラットフォームでは、先にご紹介したレディフォーのように、プラットフォームと実際にプロジェクトを遂行するのは別会社で、個々のプロジェクト遂行者がプラットフォーム側の審査や援助を受けながら、商品や内容がアップされます。

そのような場合、プラットフォームの「利用規約」を見ると、プラットフォーム(先の例だとレディフォー)は、出資者とプロジェクト遂行者とをつなぐ場の提供を行っているだけで、支援者とプロジェクト遂行者との間のトラブル等の責任は負わないとされています。

 

ですから、プロジェクト遂行者の提供した商品やサービスに問題があったような場合は、支援者とプロジェクト遂行者の間で解決することになります。

利用規約「CROSSクラウドファンディング」の利用規約。オレンジ色の枠で囲んだ部分に、販売サービスに関する一切の責任はプロジェクト遂行者の側にあると定めた文言がある(色枠は編集部が追記)
拡大画像表示

ところが、「株式会社そらゆめ」は、プロジェクト遂行者でありながら自らプラットフォームを運営していたという点が大きな問題に発展したのです。