他人事ではない!西武・森慎二コーチ「42歳で急死」の怖すぎる原因

入院後、わずか3日で帰らぬ人に…
週刊現代 プロフィール

「風邪」だと思っていた

森コーチと西武で一緒にプレーしたことのある元同僚が明かす。

「慎二は、最近は随分大人しくなった、と聞いていましたが、現役時代は毎晩のように若い選手を連れて飲み歩いていました。ウイスキーをボトル2本空けた後も、平気で飲み続けるぐらい酒が強く、先輩にも、後輩にも最後まで付き合う。

どんな人とも分け隔てなく付き合う、面倒見のいい人間性が、現在のコーチ業にも生きていたと思います。ただ、最近は現役時代より白髪がぐっと増えて、『苦労しているな』とひそかに感じていました。

期待されながら伸び悩んでいた早大出身の右腕・大石達也を復活させたのも、慎二の力が大きい。つきっきりで指導して、一軍投手コーチの今季も、5月に二軍落ちした大石に電話で助言したような男です。

現役時代の豪快な酒と、コーチ時代の優しさ、繊細さからくるストレスで、知らず知らずのうちに、肝臓に負担をかけていたのかもしれませんね」

肝臓に負担photo by iStock

森コーチの妻・恵加さんは、3日の通夜に訪れた球団関係者に「(森コーチは)福岡で、風邪の症状があったようです」と漏らしている。

元プロ野球選手だけに体力には自信があり、これぐらいの症状なら大丈夫だと、水面下で着々と進んでいた病魔に気づかなかったのかもしれない。

 

西武の監督として森コーチの現役時代を指導した評論家の伊原春樹氏は通夜に参列して最後の別れをした。

「私が就任1年目の2002年は71試合も投げてくれた。普段は明るくて無駄口は叩かない好青年。でもマウンドに立つと負けん気が人一倍出る投手だったので、頼りにしていました。彼は先輩風を吹かせるようなこともなかったから、みんなに慕われていた。

手を合わせるためだけに、大阪から飛んできた元コーチもいました。ただ、奥さんを見るとね。子供が3人いてまだ小さい。これからのことを思うと胸が痛みます」

森コーチには、7歳、5歳、3歳の息子がいた。森コーチの親族はその3人に対し、「本当に人はいつ死ぬかわからない。だから毎日を丁寧に生きていきなさい」と語りかけたという。

健康を過信することなく、日々用心することの大切さを、痛感させられる。

「週刊現代」2017年7月22日・29日合併号より