小池百合子「総理への道」はこうして作られる

待望論が出るまで動かない
週刊現代 プロフィール

来年の総選挙で決まる

'18年の9月に自民党総裁選があり、衆議院議員の任期満了は同12月だ。総選挙はその間におこなわれる可能性が高い。

「今の流れが続くなら、この総選挙で自民党が敗北し、過半数割れを起こす可能性もある。ここで『ファースト』が衆議院で数十人単位の議席を確保すれば、キャスティングボートを握れる」(前出・都民ファースト関係者)

ポイントは、'08年の自民党総裁選にも出馬した小池の去就だ。

「衆院選に出馬し、総理を狙うでしょう。外交に関する意欲がずば抜けて強い彼女にとって、国政復帰は既定路線。小池の最大の作戦は、『国政』についての意欲を、自らはいっさい語らないこと。待望論が出るのを待つのです」(同)

小池百合子Photo by GettyImages

小池が最短で総理になるシナリオは、'18年の衆院総選挙に出馬することだ。来年「小池総理」誕生は本当にあるのか?

「自民党が火だるまになって、安倍が辞任したものの、後継総理がぱっとしなかったと仮定します。そのタイミングで小池が総選挙に出馬し、ファースト全体で一定議席をとれば、自民党と連立したうえでの小池の総理就任もあり得る。

ただし、小池の都知事の任期は'20年4月まで。五輪前の1期目に知事を辞職して衆院選に出るのは、都政を途中で放り出したという誹りを免れない」(同)

 

条件が整っていて、さらに世論の後押しさえあれば、国政に出馬したい。しかし自分から口にするわけにはいかないのだ。

もっとも、前出の政治部デスクはこう言う。

「現実的なのは、東京五輪を見届けて'21年ごろの総選挙に出馬し、自民党と組む。石破茂や小泉進次郎が総理になっていれば、小池とも関係が深いから、連立も組みやすい」

だが、政治の世界では一寸先は闇。小池が来年総理になるかならないかは、実際のところ、安倍を待ち受ける地獄の沙汰次第なのである。

(文中敬称略)

「週刊現代」2017年7月15日号より