【PR】娘の教育費が自分の治療費に…がんサバイバー「大変なこと・よかったこと」

AKIKO IKUINA

生稲 晃子

2017.08.03 Thu

左から、川口満里奈さん、生稲晃子さん、日本生命商品開発部長・鹿島紳一郎さん

前編では、生稲晃子さんによる4年8カ月にわたる乳がん闘病記を中心に展開。後編では、日本生命商品開発部長の鹿島紳一郎さんに「ニッセイ みらいのカタチ 継続サポート 3大疾病保障保険」のお話をうかがいながら、近年のがん治療法やそれにかかる費用に加え、日本生命の幅広いサービス展開についてもうかがいました。

取材&文・平原悟/写真・村田克己/衣装「Yukiko Hanai」(生稲さん)
がんの数字は「NISSAYデータブック2017」「日生病院監修 がん読本」より

診断されてからの5年が重要

川口 生稲さんの右胸の全摘手術から4年が経過しました。今はとてもお元気そうに見えますが、いかがですか。

生稲 ホルモン治療は今も続けていますが、見てのとおりいたって元気です(笑)。仕事も家事もまったく変わらず続けることができていますから。

川口 それはよかったですね。鹿島さん、一般的にがん完治の平均的な目安は〝治療後5年間再発しないこと”とお聞きしましたが、日本人女性の乳がんの生存率はどのくらいなのですか。

鹿島 診断から5年後に生存している確率は87.6%というデータがあります。さらに、5年生存していれば、そこから5年後の生存率は90.5%となっています。これを見る限り、がんは決して不治の病ではないといえますし、だからこそ最初の5年間が非常に重要といえます。

川口 完治の割合が高いのは、がんの治療技術が進歩しているからですか。

鹿島 それは大きいと思います。一般的にがんの治療法は「外科手術」「抗がん剤」「放射線治療」の大きく3つがありますが、新たな治療技術や薬剤の開発も進んでいます。たとえば粒子線治療や、近年話題になっているがんワクチンなどの免疫療法です。しかし、これらの治療法は、まだ保険適用が認められていないものも多く、全額自己負担となり高額な治療費がかかってしまいます。

川口 がんといえば、治療費がかさむという印象がありますが、どれくらいかかると考えればいいのでしょうか。

がんの治療「手術した後も戦いは続く」

鹿島 進行具合や部位によってもさまざまですが、データによると、すべて公的医療保険制度対象の治療を受けた場合、初年度にかかる費用の平均は、入院や手術・抗がん剤治療に約28万円。そのほかに食事代や差額ベッド代で約33万円、ご家族のお見舞いなどの交通費に加え、女性の場合はウィッグ代や家事育児代行費用などの治療費以外の費用で約75万円、トータルで約136万円かかると言われています。さらに先ほどご説明した保険適用外の手術で、例えば重粒子線治療などを受けた場合の平均額は約309万円で、すべてを合わせると約445万円かかることもあります。

川口 がんの告知を受けただけでも精神的にショックなのに、そのうえ経済的な負担が重くなるととても大変ですね。ちょっと聞きにくいことですが……生稲さんも、高額の治療費がかかりましたか?

生稲 そうですね。手術などの治療費はもちろんですが、差額ベッド代や、パジャマ代、あとは乳がんの手術を受けると専用の下着が必要な場合もあり、それが結構高価なんですよ。2011年からホルモン治療で薬を飲み続けていますが、あらためて振り返ると1回の出費自体は高額ではないものの、「トータルでかなりかかっているな」というのが実感です。子どもの教育費として蓄えていたものを自分の治療のために使わざるを得なくなり、娘に申し訳ない気持ちになりました。

鹿島 がんの場合、初年度に入院・手術などで多額のお金がかかったうえに、その後も定期的な診察や投薬のために通院が必要で、2年目以降も負担が続くのが大きな特徴といえます。生命保険会社も、そうした患者様の経済的な負担を少しでも軽減できるよう考えて商品開発を行っています。

川口 治療と仕事の両立だけでも大変なのに、できれば経済的な問題で悩みたくはないですね。

鹿島 預貯金で賄うという考え方もあると思いますが、予想外の事態はいつ起きるとも限りません。高額な医療費を支払った場合、高額療養費制度など一定の補助制度もありますが、預貯金だけでは対応できなくなるケースもありますので、万が一のときに備え、ご自身に合った保険に加入する事をおすすめしています。

生稲 がんに罹患された方でがん保険に入っていて助かったというお話は私も何度も聞きましたよ。

67万人が加入する保険

川口 万が一のときのために保険で備えるというお話がありましたが、日本生命の商品「ニッセイみらいのカタチ 継続サポート3大疾病保障保険」は、長期化するかもしれない治療にも備えられる商品とお聞きしました。どのような商品なのでしょうか。

鹿島 まず、商品名に入っている3大疾病ですが、これは、①がん ②急性心筋梗塞 ③脳卒中を意味し、万が一これらの病気になったときには、一時金で保険金をお支払いします。その後、治療の有無に関わらず生存されているだけで、1年に1回、最大4回の「継続サポート年金」をお支払いするという仕組みです。お支払した一時金や継続サポート年金は、リハビリテーション・再発予防など、自由にご活用いただけます。

生稲 家族構成や仕事などで経済的な環境は違いますから、自分の都合に合わせて使えるというのはいいアイデアですね。

鹿島 おかげさまで“5つ星”(「ニッセイみらいのカタチ 継続サポート3大疾病保障保険付プラン」)は発売から2年間で約67万人のお客様にご契約いただきました。ちなみに、「5つ星」という名称は、「最大5回のお受け取りで、完治の目安となる5年間にわたりお客様の経済的な負担をサポートする」というコンセプトを表しています。さらに言うと、「日生」を組み合わせると「星」の文字になるんですよね。

生稲 ほんとうだ。うまく考えていますね。

女性の専門家に相談できる

川口 経済的なサポートについてお聞きしましたが、それ以外にも何か頼れるサービスはありますか。

鹿島 がんなどの重い病気と診断されたときの心情にダイレクトにお答えすることは難しいですが、経済面以外でも何か寄り添えるサポートができないかという思いから、保険に加入していただいている方へいくつかのサービスをご案内しています。その一つが「ベストドクターズ・サービス」です。約6,500名(2016年7月時点)の医師データベースを持つベストドクターズ社が、多数の医師に対して実施したアンケートをもとに選出した〝医師が推薦する名医〟の中から、治療やセカンドオピニオンの取得に適した専門医を無料で紹介するサービスです。

生稲 私自身は治療に関して迷うことはありませんでした。主治医の先生たちを信頼できると感じましたし、セカンドオピニオンで別の先生の意見をお聞きして迷うことで手遅れになることが怖かったんです。ただ、病気の治療は治療方法だけでなく、先生との相性もすごく大切ですし、納得して治療を受けるためにも、別の先生にも当たってみるという選択肢は、検討してみてもいいのかも知れませんね。

鹿島 もう一つ、女性の体の悩み相談ができる「Wellness-dial f(女性の体の悩み電話相談)」は、当社の女性プロジェクトチームの検討から生まれたもので、女性特有の症状・疾患といった体の悩みを、女性の専門家に気軽に電話でご相談いただけるサービスです。相談内容としては、婦人科系疾患を中心とした女性特有の病気から、冷え症や更年期障がい、肌荒れ等の日常的な悩みまでご相談いただけます。

生稲 がんになりやすい年齢は更年期に入る時期と重なるため、二重に悩みが増えるので、女性の専門家の方から自らの経験なども踏まえてアドバイスいただければ助かりますね。私は女性ホルモンを抑制する薬を飲んでいるため更年期障がいの症状が出やすくなるのですが、こうした症状は周りの人にはなかなか気づいてもらえないんです。自分だけで苦しんでいる女性は多いと思うので、そうした相談ができる場所があるというのはとてもいいですね。

川口 商品の提供に加え、幅広いサービスがあるのですね。

鹿島 日本生命の中期経営計画でも、保険の枠を超えてもっとお客様に安心していただけるよう、保険と親和性のある「子育て支援」や「ヘルスケア」、「高齢社会対応」の領域で新たなビジネスを展開していきます。

 ただし、我々が1番大切にしていることは、フェイス・トゥ・フェイスでお客様へ安心・安全をお届けすることです。例えば、全国にいる約5万名の営業職員が、1年に最低1回はお客様を訪問し、加入されているご契約の詳しい内容のご説明やお支払い事由に該当する可能性のある入院や手術の有無、サービス・各種手続等のご案内をしています。当社では、この活動を「ご契約内容確認活動」と呼んでおり、当社の営業職員がお客様と身近な関係になれるよう日々取り組んでいます。

生稲 自分の体や家族構成はどんどん変化するのに、一度保険に入ると同じ契約をずっと続けている人が多いと思うんです。保険のプロに定期的に訪問していただいてアドバイスや提案をいただけるのは、家族に見守られているような感じがしてとても心強いですね。

鹿島 おっしゃるとおりで、保険商品も日々進化しています。たとえば上皮内がんという転移する可能性が低いがんは、以前でしたらお支払いの対象にならない商品が大半でしたが、最近はそれもお支払いの対象になってきました。商品もどんどん進化し保障範囲も広がるケースもありますので、1年に1度は今の自分にとって最適な保険かどうか、説明を受けて確認していただくことは必要だと思っています。

川口 そうなんですね。商品の開発やサービス提供において、日本生命ではどんなことを意識されているのでしょうか。

鹿島 おかげさまで、日本生命には昨年度末で1181万人のお客様がいらっしゃいます。昨今の超低金利下で魅力的な商品の開発が難しいと言われますが、さまざまなお客様のニーズにきめ細やかに対応し、ご提供する商品の価値を高めることを意識しています。

 たとえば今回ご紹介した「継続サポート3大疾病保障保険」などの比較的金利変動の影響を受けにくい保障性商品をはじめ、長寿に備え長生きするほど受け取れる年金累計額が大きくなっていく「Gran Age(グランエイジ)」や、出産や特定不妊治療に備えられる女性向けの「ChouChou! (シュシュ)」のように、社会的課題の解決にも貢献する商品をご用意していきます。

 また、超低金利環境下でも、お客様の〝増やす〟ニーズに対応していきます。この分野にでは、グループ会社の三井生命から外貨建ての生命保険商品供給を受け、日本生命でも2017年10月より販売いたします。

以前より前向きになれた

川口 がんは2人に1人がかかる病気といわれますが、医療技術も進歩し、不治の病ではなくなっているのかもしれません。最後に、がんという大きな病気を克服された生稲さんから、自身の体験を踏まえて、メッセージをいただけますか。

生稲 不思議に感じるかもしれませんが、私自身、がんになる前よりも今の方が前向きになっている気がします。笑っている時間が長くなりましたし、誰かといつもしゃべっている気がします。大切な人に囲まれて普通に穏やかに暮らせることが、なによりも幸せなのだと学んだからで、そういう意味では、がんになったことに感謝しているくらいです。

 ただ、そういう気持ちになれたのは家族や周囲の支えがあったからです。大きな病気をすると疎外感や孤独感が膨らんでしまい、「自分など世の中に必要ないのではないか」とつい思ってしまう。でも、公表したことで、たくさんの方に応援のメッセージをいただき、自分はとても多くの方々に支えられていたのだということが再確認できました。

 また、今日のお話をお聞きして、保険会社さんまで私を見守ってくれているということがわかりました。がんに限らず重い病気になると閉じこもってしまいがちですが、そんなときほど誰かに話をしてほしい。決して一人じゃないと感じられれば、それだけでずっと気持ちも体も楽になると思います。経済的な問題についても一人で悩まずに、専門家に尋ねるのがいいと思います。心と体は繋がっています。それが回り回ってがん細胞もやっつけてくれるのではないでしょうか。

鹿島 今日は生稲さんのご経験を直接うかがえて、改めて勇気をいただきました。私たち保険会社も様々な方のお役に立てるよう、これからも患者様やご家族に寄り添った商品を開発していきたいと思います。

川口 今日はありがとうございました。

 

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生稲 晃子(いくいな あきこ)

1968年生まれ。86年にアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーとして芸能界デビュー。グループ解散後は女優、タレントとしてテレビや舞台で活躍。主な出演番組に『キッズ・ウォー』(TBS系)シリーズ、『ちい散歩』『若大将のゆうゆう散歩』(ともにテレビ朝日系)など。乳がん闘病を綴った「右胸にありがとう そして さようなら」(光文社)発売中。2016年9月「働き方改革実現会議」の有識者委員に選出される。