悪夢は繰り返されるのか?安倍官邸「支持率の堤防」がついに決壊

霞が関の「大反乱」で転落は止まらない
週刊現代 プロフィール

「倒閣運動」が始まる

安倍政権の「支持率の堤防」は決壊した。持ちなおすために、政権が打つことのできる手は限られている。その一つが、内閣改造だ。

 

「7月7~8日にドイツで開催されるG20に合わせた外遊から戻って来た頃に、内閣支持率を見ながら改造内閣の顔ぶれを考えるようです。目玉となるのは橋下徹前大阪市長。

安倍総理は『人づくり改革』を新たな看板に掲げて『みんなにチャンス!構想会議』の立ち上げを表明しました。新設される人づくり改革相に、橋下氏を民間登用するのではないかと取り沙汰されています。

また、子育て支援などの財源を社会保険料に上乗せして徴収する『こども保険』を提唱している小泉進次郎農林部会長を、受動喫煙問題で党と揉めた塩崎恭久氏に代えて、厚生労働相に抜擢するとも言われています。

小泉氏が受けるかは不透明ですが、いずれにしても、支持率アップが狙いの『客寄せパンダ』。こんなことをすれば、党内の不満がさらに高まるのは明らかです」(全国紙政治部記者)

橋下徹Photo by GettyImages

'15年7月、集団的自衛権を認める安保法制を強行採決したときも、安倍政権の支持率は急落したが、それは一時的なものに留まった。安倍官邸は今回も、時間が経てば加計学園問題が鎮静化し、支持率が回復すると考えている。

しかし、霞が関における安倍官邸への不満は、前川氏の登場によって爆発寸前だ。

「前川氏の『面従腹背』にシンパシーを感じる役人は多い。とくに二度も消費増税を先送りされている財務官僚は、安倍政権に対して大きな不満を抱いている。

麻生太郎財務相の再登板も視野に、財政再建に理解のある政権の誕生を待ち望んでいます。文科省に続けとばかりに、内情をリークする『倒閣運動』が始まってもおかしくはない」(キー局政治部デスク)

4年半にわたって盤石だった安倍政権が瓦解する日も近い。

「週刊現代」2017年7月8日号より