霞が関「7月人事」に異変!出世するのは安倍・菅両氏のお友達ばかり

わ、分かりやす過ぎではないですか…
週刊現代 プロフィール

4年半続く安倍政権下において、霞が関には沈滞したムードが覆っている。その原因は内閣人事局が官僚の人事を一手に握っていることだ。もっとも、安倍総理と菅官房長官が全省庁のすべての幹部人事を差配しているわけではない。

「安倍首相も菅官房長官も一部の幹部を除けば、官僚組織については素人同然です。そのため、秘書官など周りにいる人間の入れ知恵で人事を決めることがほとんど。彼らは首相の気持ちを『忖度』しつつも、自分たちの都合がいいように利用しています。

官邸の威を借りて、将来、ライバルになりそうな人材を人事で潰すことができる。本省にいる40~50代のキャリア官僚にとって、これは脅威です。

秘書官をはじめとする官邸のスタッフの顔色を窺いながら仕事をしなければならず、これが沈鬱したムードを生み出している元凶です」(全国紙政治部記者)

外務省では安倍首相の覚えめでたい杉山晋輔次官('77年)の留任が決まった模様だ。

 

「杉山氏は昨年、前任の齋木昭隆氏('76年)から次官職を引き継いだ際には64歳という年齢から『1年限りの中継ぎ役』と言われましたが、ここにきて長期政権への展望が見えてきました。

官邸の指示で昨夏、ナンバー2の政務担当外務審議官に大抜擢された切れ者、秋葉剛男氏('82年)が次の次官になるのは確実視されていますが、入省年次から見て、まだ早すぎます」(全国紙外務省担当記者)

昨年、秋葉氏が外務審議官に抜擢された経緯も異例だった。本来は次の次官含みで、石兼公博総合外交政策局長('81年)が外務審議官に就くと見られていたのが、これも「官邸のご意向」でひっくり返ったのだ。

「官邸主導の人事に岸田文雄外相が抵抗しなかったことで、外務省内では深い失望が広がりました。秋葉氏に次の次官ポストが約束されている以上、先輩の石兼氏が秋葉氏の後任になる可能性は皆無です。

堅実な仕事ぶりで知られる石兼氏の処遇に省内の関心が集まっていますが、イタリア大使への転出が取り沙汰されているようです。

杉山氏は今後、秋葉氏よりも年次が上の人材を一掃し、秋葉体制を確固たるものにしていくでしょう。片上慶一経済外務審議官('80年)や上村司中東アフリカ局長('81年)は省外に出される見通しです」(外務省関係者)

経済産業省では当初、安倍首相の信頼の厚い菅原郁郎次官('81年、旧通産省)が続投すると思われていたが、ここにきて、嶋田隆通商政策局長('82年同)の昇格が急浮上している。

その背景には、宗像直子首相秘書官('84年同)の存在があるという。