男児のママが必ずぶち当たる「おちんちんの皮むく?むかない?」問題

一児の母・兼官能小説家がマジメに解決
大泉 りか プロフィール

剥くことのメリット&デメリット

2016年4月号の『ひよこクラブ』には、そのものずばり、「“おちんちんの皮”むく?vsむかない?どっちが正しいの?」という記事が掲載されている。医師の監修の元、赤ちゃんのおちんちんの形状や、皮を剥くタイミング、真正包茎に育った場合のリスク、そして「専門家の中でも剥くか剥かないかで考えがわかれている」ということが書かれている。

『ひよこクラブ』2016年4月号

「“おちんちんの皮”むく?vsむかない?どっちが正しいの?」というもっとも気になる問いかけの答えとしては「どちらも正しい」とされていて、わたしが求めている「正解」はない。

専門家の間でも意見がわかれているゆえに、「こうしたらいい」と結論を断定しにくいのはわかるのだが、だからこそ、この特集記事を読んだだけでは、「剥いてみよう」と決断するまでには背中を押してもらえず、かといって「剥かなくていい」と自信を持つことも出来ない。

その約半年前、2015年12月号『ひよこクラブ』の「男の子・女のコ おちんちん・おまた・おしりお手入れ完ぺきガイド」にも包茎についての記事があるが、こちらでは「無理なく剥けるなら剥いて洗うのがベスト」と書かれて、イラストで詳細な皮の剥き方が紹介されてもいる。

しかし「剥くのがベスト」と言われても、「本当に剥いていいのだろうか」と躊躇する気持ちは正直なところ拭いきることが出来ないし、図解されても、それを見て実践するのは、不安が残る。

 

「剥く」に踏み切れないその理由としては、まず第一に、「剥くのが怖い」ということがある。自分にはない器官だし、痛みを伴うという話も聞く。小さな体に痛みを与えてまで、剥かなくてはならないものなのか。本人が望んでいないのに、親の決定で痛い思いをさせていいのかという迷いが拭いきれない。

そもそも、剥く意識もあやふやだ。包茎は将来、本人のコンプレックスの原因になるのかもしれないが、だからといって親がそれと、勝手に取り除いていいのかとも思う。

思春期になって自分でペニスをいじり、思い切って「エイヤッ!」と剥くという、青春の通過儀礼を奪うことになってしまっていいのかを考えると、実に悩ましい。また、本人が成長した後に「母親に剥かれた」と知ったとしたら、どう感じるのだろう。

けれども「剥かない」ことへのデメリットも大きいらしい。一番は包皮炎。先輩ママに聞くと、知り合いの子供が包皮炎にかかったとかで、腫れて膿が溜まってしまったたそうだ。やはり、衛生面を考えると、皮の中に恥垢を溜めておいていいことなんて、ひとつもないことは、女性の身であっても容易に想像がつく。

また、仮性包茎ならばいいけれど真正包茎に育ってしまったら、やはり苦労するのは息子本人だ。そこを心配するのは、親として当然のことなのか、余計なお世話なのか……女親としては、なかなか決めかねてしまう。