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公営放送の「フェイク映像」で加速する、韓国の反日感情

旭日旗アレルギーはこうして煽られる

「条件反射」的な反日感情

今年4月25日に韓国水原で行われた水原三星と川崎フロンターレの試合で川崎サポーターの2人が旭日旗を掲げ、韓国側のサポーターが抗議する事件が発生。

これについてアジア・サッカー連盟(AFC)は、差別的行為や観客の行動責任の規約に抵触するとして、川崎フロンターレに1年の執行猶予付きでAFC主催のホームゲーム1試合を無観客とする処分を科した。罰金は1万5000ドル。

この処分を受け、日本側は「(旭日旗は)政治的、差別的メッセージなどは含まれない、単純な応援の道具」だと反発し、一方韓国側は「軍国主義を連想させる旗」だとしてAFCの処分を歓迎した。

日本人の多くは、韓国が旭日旗に対してこのように敏感に反応することについて疑念を抱いていることだろう。実は韓国で生まれ育った私ですらそうだ。ほんの10年前までは一般的な韓国人も旭日旗を目にしたところで何の反応も示していなかったからだ。

しかし、10年ほど前から韓国マスコミがそれは「軍国主義の象徴」だという主張を始め、繰り返し宣伝した結果、韓国人たちは以前には何も感じていなかったはずの旭日旗に対し、今は「条件反射」的な反感を抱くようになったのである。

旭日旗を目にしただけで気分が悪くなる「条件反射」は、多くのクレームを量産してきた。その対象は日本に限られたものではない。ヨーロッパやアメリカで作られたポスターや製品に旭日旗に似た模様が入っているというだけで、数百通の抗議メールを送り付け、それを使用しないよう訴えるのは1つの「市民運動」化している。
 
もっと深刻な問題は、メディアによる「制作物」によって韓国マスコミが反日感情扇動に利用しているという事実だ。この記事では韓国マスコミによる「旭日旗の使い方」について紹介する。

 

旭日旗を立てて独島に上陸する日本軍

2015年1月26日深夜。TVを見ていた私の目に、ショッキングな映像が飛び込んできた。それは韓国の独島義勇守備隊を紹介するKBS(韓国国営放送)の番組の予告編で、終戦後日本から独島(日本名:竹島)を守ったという守備隊の隊長である洪淳七氏の業績を讃える内容だった。

私が「ショッキング」だと表現したのは、予告編で使われていた「写真」のことだ。

「独島を侵奪しようとした日本に対し、手榴弾M1、M2、爆撃砲を個人の金で装備し、武器を持ち……」という字幕とともに、日本軍らしき軍人たちが旭日旗を手にして独島に上陸しようとしている写真が写ったのだが、この写真の中で、日章旗と旭日旗の部分だけが、彩色されていて嫌でも目に入ってくる。

本当に終戦後に日本軍が独島を奪い返そうと上陸を試みたのだろうか?

2015年1月25日に放送されたKBS教養番組『根深い未来(뿌리깊은미래)』の予告編のキャプチャ画面