安倍「加憲」で全世界が知ることとなる日本の「身勝手な論理」

英訳したらバレてしまう…
伊勢崎 賢治 プロフィール

保守改憲派の皆様へ

以上、護憲派に対するアピールになってしまいましたが、保守改憲派にも一言。

日本の領海領空領土を脅かす敵が現れたとして、その際、必然的に起こる「戦闘」での誤射、誤爆。例えば、その戦線が、隣国と係争中の領海で、その敵の真横に、敵に属する民間船や民間施設があって、自衛隊の一撃が当たってしまったら?

こういう国際人道法違反を審理できない、つまり、「撃った後」に責任を持てない国家は、法治国家であるなれば、単純に、撃 て な い のです。

どんな高価な武器で武装しても、撃 て な い ハ リ ボ テ なのです。

北朝鮮への敵地攻撃なんて、勇ましいこと、軽々しく言うべきではありません。その際に発生する全ての誤爆の責は、現在の日本の法体系では、個々の自衛隊員が負うしかないのです。

(*参照→「南スーダン自衛隊撤退ではっきりした日本の安保の「超重大な欠陥」 」http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51311 )

安倍加憲は、撃てない国家が、撃てない国家のまま、自衛隊を明文化することによって、個々の自衛隊員にもっと撃て、と言うことです。

こんなことが許されていいわけがありません。

今こそ、右/左、保守/リベラル、改憲派/護憲派、双方の「知性」が一致団結して、安倍加憲の「幼稚」に立ち向かう時です。

*伊勢崎賢治氏の過去記事はこちら http://gendai.ismedia.jp/list/author/kenjiisezaki
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